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幼馴染との6年ぶりの再会  作者: にやり
3/9

3 放課後

翌日。


「孝ちゃん!!今日の放課後何か予定ある?」


イキナリだな…。今日は…何もないか。


「いや、ないけど…。」


「じゃあみんなで今日カラオケ行くんだけど、どうかな?」


「えっ?カラオケ…?」


「そう!きっと楽しいよ!私の歌も聞いて欲しいし!」


「いやぁ、俺は…。」


「孝ちゃんの歌も聞いてみたいな!」


「俺はあんまりカラオケ得意じゃないし…。」


カラオケ好きじゃないし…。


「大丈夫!みんながみんな歌が上手いワケじゃないから!」


「うーん、分ったよ…。でも俺は皆の歌聞いてるよ。」


「それでもいいよ!よし!決まり!」


うーん、まぁ大人しく聞いてりゃいいかな…?


「オッケーだって!今日は皆でカラオケね!」


「よっしゃあ!歌うぜ!」


「いや、お前は上手くねぇんだから少しは歌うの遠慮しろよ?」


「ひっでぇ!じゃあ、盛り上げるぜ!」


「そうしてよ。私は香澄の歌が聞きたいんだから。」


「楽しみだね~!」



そして放課後。


「じゃ、早速行きますか!」


「「おー!!」」


カラオケまでの道を7人で歩く。


「孝ちゃん、一人で後ろ歩いてないで、こっちおいでよ!」


「え?あぁ。」


「孝ちゃんはいつも家帰ってから何してるの?」


「ゲームとか、学校の勉強とか、プログラミングの勉強とか…。」


「へぇ!凄いんだね!頑張ってるんだね!」


「あ、ありがとう。」



そんな会話をしていると店に着いた。


「誰から歌う~?」


「俺だろ!」


「俺も!」


「じゃあ、曲入れちゃうよ~。」


順番で歌っているみたいだ。俺は静かに聞いていた。


「次は私だね!聞いててね!孝ちゃん!」


「わかった。」


香澄ちゃんの歌は上手かった。拍手していると、


「次、仁科な!何歌うんだ?」


「えっ?いや俺は…。」


「あっ!孝ちゃんはあんまりカラオケ得意じゃないんだって!」


「そうなん?」


「うん…。」


「なら次俺入れちゃおっかな!」


「ごめん、ちょっと俺トイレ。」


居たたまれなくなってトイレに立った。



用を足していると、香澄ちゃんの友達の一人がトイレに入って来た。


「なぁ、ちょっといいか、仁科。」


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