アラビアンナイト(千夜一夜物語)を全部読んだことがある人っているんだろうか? 余りにも膨大だもんなあ。
アラビアンナイト
千夜一夜物語
アラビア方面で語り伝えられてきた
膨大な「説話集」の大集成が、、アラビアンナイトなのです。
いわゆる額縁形式の物語が
もう
延々と、、果てしもなく続く。
河出書房の、、バートン版の全譯では
全6巻という大部である。
これを最初から最後まで読み通すなんて
忙しい?現代人にはムリでしょう?
額縁形式物語とは、、、、、、、
「枠物語(わくものがたり、英語:frame story, frame tale, frame narrative)とは、導入部の物語を外枠として、その内側に、短い物語を埋め込んでいく入れ子構造の物語形式である。 大きな物語の中に異なる短編小説などが次々と語られるこの技法で描かれた小説を「額縁小説」とも呼ぶこともある。」ウイキペディアより「引用」
さて日本でこれが最初に訳されたのは明治8年です。
訳名は
「開巻驚奇・暴夜物語」 というなかなか味のあるタイトルですね
「かいかんきょうき・あらびやものがたり」 と、読みますよ。
英訳からの邦訳のようです。
さてその前に
そもそもアラビアンナイトが欧米に知られるようになったのは
ガランの仏訳本からでしょうね。
ガランはフランスの東洋学者で
18世紀の人です。
ガランはある日アラビア語の写本を手に入れました
それがアラビアンナイトの写本だったのです。
ただ全部はそろっていなくて
ガランは残りの部分を探し回って
つぎ足して
仏訳にこぎつけたのです。
その反響はすごかったようです。
フランスにはアラビアブーム❓が巻き起こったそうですね。
さてその後
ガランに触発されて
マルドリョス版
バートン版などの
訳書が出版されたのです。
これらは優れた訳ですが
とはいえ
東洋趣味をあおるような
誇張も混じっているとも言われていますね。
さてアラビアンナイトですが
実は
わたし
とても便利なダイジェストがあって
お話は全部知っているのです。
それは、、
ウイキペディアの
「アラビアンナイトのあらすじ」というサイトなんですよ。
これねえ
実にコンパクトにまとまっていて
アラビアンナイトの全部を知れるんですよ。
で
興味のある人は
アクセスしてみるとよいでしょう。
あの河出書房の分厚い6巻本を読み通すなんて
ムリ?だもんね?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%A4%9C%E4%B8%80%E5%A4%9C%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%98