第一章のあらすじ(第一章を読んだ事がある人用)
これは『第一章』を読んだ事がある人がざっくりと内容を思い出すためのあらすじです。読んだ事が無い人のための配慮は一切ありませんのであしからず。
最初に第一章全体のあらすじ。続いて各話のあらすじとなっております。
第一章の内容を思い出すのにご活用ください。
【第一章 マギナベルク編】
聖王暦1035年 4月~10月(春~秋)
異世界に飛ばされたシャルルは鉱山都市マギナベルクでハンターとなり、遺跡で保護した幼女ステラと平穏な暮らしをしていた。
だが、公子マリオンにステラをさらわれ、助けるため館に乗り込んだ事で領主のラーサーと敵対する事になる。
そしてラーサーと一騎打ちをする事になったのだが――シャルルは決着をつける事なく隙を突いてステラを連れ、森に向って逃げ去った。
【第一章 プロローグ】
[異世界でのとある日常]
ひょんな事からステラを引き取り共に暮らすようになったシャルルは、こんな生活も悪くないな……と思う。
[次元の扉]
中年男性は、長年やっていたゲームをやめる前の最後にと超高難易度クエストに挑んだ。そしてクエストをクリアすると、彼はモニターからあふれ出した光に包まれ――
【第一章 エピソード1 マギナベルクの新英雄】
[鉱山都市マギナベルク]
気がつくと見知らぬ森にいた男性は、現状把握に努めゲームの中に飛ばされたのだと結論づける。だが、戦闘を経験するとそのリアルさに、ゲームの中ではなく異世界に飛ばされたのかもしれないとも思う。
[ハンターギルド]
アルフレッドたちと共にマギナベルクに到着したシャルルは、ハンターになるためハンターギルドに行く。そこで受付嬢やギルドマスターに警戒されるが特に問題は起きず、レベル7ハンターに匹敵するオーラを見せた彼はギルドにいた者たちを驚かせた。
[英雄公]
都市内を案内してもらっていたシャルルは、この都市の領主がアナザーワールド2のトッププレイヤー、ラーサーらしき人物であると知る。そしてほかにも魔法道具の存在や、ゲームには無い魔法などがある事も知った。
[ドラゴン襲来]
パーティを抜けソロ活動を始めたシャルルだったがどうにもうまくいかない。そんなある日ラーサー不在のマギナベルクに向かってくるドラゴンが発見され、ハンターギルドに都市から協力要請が出る。
[紅蓮の竜騎士]
ドラゴンを討伐すれば金貨を1000枚もらえると聞いたシャルルは、報酬のため単騎でドラゴンを倒す事を決める。こうして結果的に都市の危機を救った彼は、第三の新英雄、紅蓮の竜騎士と呼ばれるようになった。
[プレイヤー]
報告を聞いたラーサーは、シャルルをアナザーワールド2のプレイヤーに違いないと思う。そして対面したシャルルとラーサーは、相手がプレイヤーであると確信。互いに敵対しないようにしようと思った。
【第一章 エピソード2 希望の星は遺跡に眠る】
[シーラン公子]
シーラン大公爵家公子マリオンは、遺跡調査のためマギナベルクを訪れる。だがマリオンは自分より上位の存在で領主でもあるラーサーに挨拶に行かず、部下ルーカスもラーサーに無礼な態度を取った。
[公子の召喚]
アポなしでいきなりマリオンの召喚を受けたシャルルは、断った場合のデメリットを考えしぶしぶそれに応じる。そしてマリオンに配下に加わるよう強要されるが、ラーサーの誘いを断った事を口実に断りマリオンの怒りを買う事となった。
[ゴーレム討伐]
シャルルはヨシュアのパーティが失敗したゴーレム討伐の依頼を受ける。そしてゴーレムを倒したあと、この世界に来るきっかけとなった『次元の扉』に良く似た扉を発見した。
[希望の星]
扉の中に入ったシャルルはそこで眠る幼女を発見する。彼は自分の名前を覚えていないその幼女にステラという名前をつけ引き取る事にした。
[家族]
ステラを連れ帰った翌日。シャルルは宿の女将にステラを家族だと紹介する。その後、ステラの服や生活用品を買いに行き、ステラには余計な事を言わないよう言い含めておいた。
[ハンターの魔術師]
ステラは魔法使い系最高クラスのマジックマスターであるにもかかわらず魔法が一切使えない。どうにも理由がわからないシャルルは、ハンターギルドにいる魔術師に聞いてみる事にした。
[魔法とスクロール]
ソフィのおかげでステラが魔術を使えない理由はスクロールが無いからだと判明する。スクロールの事をを失念していたシャルルは、自分のこの世界における『常識』のなさを痛感した。
[ぬいぐるみ]
ソフィにギルドで魔術を習うようになった夏のある日。ギルドに行く途中にある洋品店でステラが店頭に置いてあったぬいぐるみに一目ぼれする。シャルルがそれを買ってやると、彼女はギルドでそのぬいぐるみを自慢して回った。
[薬草採取の依頼]
シャルルはソフィと一緒に薬草を採取する依頼を受け、都市外の池にそれを取りに行く。そして依頼の薬草を採取したり、ステラと一緒に花冠を作ったり、お弁当をみんなで食べたりしてピクニック気分を楽しんだ。
【第一章 エピソード3 それぞれの立場と譲れないもの】
[依頼制限の緩和試験]
ハンターレベルによる依頼の制限。シャルルはそれを緩和する試験への帯同をアルフレッドに頼まれる。だが――それはシャルルとステラを引き離すためのマリオンの罠だった。
[公子の命令]
シャルルが居ない隙をつかれ、ステラがマリオンの部下にさらわれてしまう。試験から戻りそれを知ったシャルルは、あとに憂いを残さない形にしてからステラを迎えに行った。
[奪還]
マリオン邸に向かったシャルルはステラの奪還に成功する。だが、立ち去ろうとした彼の前に報告を受け駆けつけたラーサーが現れた。
[一騎打ち]
巻き添えを出さぬため、ラーサーは一騎打ちの提案を飲む。そしてシャルルとラーサーの一騎打ちが始まったのだが――シャルルは隙を突いて逃げ、ラーサーもそれを追う事はしなかった。
【第一章 エピローグ】
[彼、去りしあと]
事件から約半年。審議が終わりシャルルの都市追放処分は解除された。とはいえ彼がマギナベルクに戻ってくる可能性は低いだろう。だが、アルフレッドたちは、いつかきっと、また会える――そんな気がした。
【第一章 エクストラエピソード】
[最高貴族会議]
公子邸宅襲撃事件から半年。ようやく事件の審議のため、リベランド最高貴族会議が開催される事になる。そこでマリオンはラーサーを糾弾しようとしたが逆に断罪され、結果として公子の権限を失う事となった。
[特別じゃない日]
特に事件も起きない普通の日。何気ないシャルルはステラと何気ない日常を過ごした。だが、シャルルは思う。たぶんこんな日こそが特別な日なのだろうと。
『第一章』の内容を思い出していただけましたでしょうか?
次回より『第二章 魔導帝国編』を開始します。