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06 テティさん、相当強いです。

書き直しました。

一応いろんな部分を修正してます。

細かいですが……。

 ん?

 ていうか、樹霊って言葉に食いついてたけど、確かその前に凄い大切な事を聞いた気が……

 

 そうだ!確か私が立ってるこの場所に、そのエインさんとか言うのがいたって話だ!


 「うん。エインはそこにいたよ?でも、今から随分前にはもういなくなっちゃって、それからしばらく何にもなかった。でも、気が付いたらルアがいた」


 へー、ちなみに私を最初に見たのは?


 「えーっと、テティ時間とかはあんまり分からないけど、随分前からいた」


 テティの言う随分前って、つまり精霊視点の随分前だよね?

 精霊って長生きで、テティだって相当生きてるわけじゃん?

 多分1000年は確実に生きてるよね?で、精霊になるのにももっと時間が掛かるとしたら……

 え?私、31歳遥かに超えてる?


 《樹霊から精霊への進化推定年月およそ3000年》

 《推定進化確率 樹霊発生確率10% 精樹霊進化確率3% 精霊進化確率0.8%》


 凄い情報が頭にまた浮かんできたと思ったらいろいろ書いてあるんだけど?

 精霊になれる確率は0.8%らしい。しかも、これは精樹霊とかいうのが進化出来る割合だ。


 テティって、実は相当凄いんじゃ?やばいんじゃない?

 

 《精霊……大自然の使徒として世界の均衡を保つ者。一体一体が人間の国一つ分に相当する力を持っている》


 おう。精霊の説明が頭に流れ込んでくる。そうか、結構やばめの存在なのね?

 そうなると精霊って、前世のラノベやらアニメの魔王くらいの力を持ってることになるんだね。

 軽く言ってチートだね!ナニソレ?テティさん怒らせたらやばいってことじゃん!?


 「この森の精霊はテティとあと四人しかいないし精霊少ない。精霊じゃないとあんまりお話も出来ないから、ルアは凄く面白い!」


 そうか。精霊レベルにならないと高度な知能は獲得できないらしい。

 私は前世が人間だったから知能が恐らく精霊たちと同等以上はあるのだろう。


 私は面白いらしく終始ニコニコして本当に嬉しそうにしているテティ。

 これが人の国一つ滅ぼせる力を持つなんて、この愛らしさの裏にとんでもない力が……なんかギャップみたいで良いかもしれない。


 まあ、でも精霊って言ったらどちらかと言えば人間に力を貸したりする方だから、こちらから牙をむくことは無いか。

 いくら木になったからと言っても、人間が精霊に大量虐殺されていたら流石の私も少し悲しくなってくる。人間がとんでもない事をしない限りは大丈夫だろうけど。


 やっぱり、精霊っていえば勇者じゃない?勇者っているのかな?そしたら魔王、はいるって言ってたな。


 「魔王?テティは見たことないけど、エインはいるって言ってた。勇者なら、この前大精霊たちが加護?を与えたって言ってた!」


 おー!やっぱりいるんだ、勇者!

 いや、それよりも大精霊の方が気になるな。精霊よりも多分高位の存在だよね?

 それって勇者なんかよりよっぽど強かったり……いや、こういうのって考えない方が良いか。

 主人公にやってもらわないとゲームだって楽しくないもんね?


 アレだ、主人公がラスボス倒す前に、賢者とかそういういかにも最強キャラみたのがラスボス倒したって何も面白くもないし。


 「ルアは物知りだね?異世界ってどんなところだった?」


 うーん。正直言って、あの世界は生きてて辛かったわ。逆にあれだけのオーバーワークでなぜ過労死しなかったのかは未だに謎なんだよね。

 まあ、私が思ったより頑丈だったというとこだろうか?


 「こっちの世界とどっちがいい?」


 どちらが、と言われると微妙なとこではある。多分だけど、この世界にはネットも無ければ多分ラノベアニメもない。漫画も恐らくは存在しない。アイドルやキャラではなく神を推すような、そんな世界だろう。だから一概には言えない。


 でも、仕事に追われることもなければ、こうしてテティと一緒に話してるだけで一週間経っているのだ。これはこれで悪くはないのかもしれない。

 

 「テティといて楽しいの?」


 そりゃもちろん。ずっと誰とも話してなかったからね。

 何なら前世はあまり人と話すような性格ではなかった。打ち解ければ話すが、それ以外は言葉を交わすこともほとんどない。

 

 「そっか、嬉しいんだ。じゃあ、テティも嬉しい!」


 凄い笑顔が可愛い。何この精霊さん!?

 まるで前世の甥っ子を見ているようだ。

 そう言えば、なんで兄さんは結婚できたのに私は男っ気一つなかったのだろうか?

 兄さんそこそこいい顔だったから、私だって少しくらいはモテても良いはずだったんだけどなぁ。


 まあ、でもこの笑顔が見れたのなら他には何もいらない。

 いやぁーまさか最初に出会うこの世界の住人がこんなに可愛い精霊さんだったなんて、ほんと、この世界も悪い事ばかりじゃないね!


 このままあと最低100年、多くて1000年すれば、私もテティといろんな場所に行って、いろんなものを見れるわけだ。


 最初は木に転生して絶望していたが、もう私は生きる意味を見つけることが出来た。

 どんなことがあっても、守り通そう、この笑顔を!!


 ま、私が守れるほど弱くないんだけどね!


これ書かないと評価は要らないと思われるらしいので。

面白い、続きが気になる、などなど色々思われた方はページ下の☆☆☆☆☆を★★★★★にして貰えるとありがたいです。

皆さんのその評価が執筆意欲に繋がりますのでどうかよろしくお願いします!

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