11話 ここが墓場
花畑に子供と老人、それと魔女。
これから起こる出来事にララは深呼吸で迎え撃つ。
空気は痺れるような毒の味。
だからか、彼の身体は石みたいに動かない。
そうだとも、古来から場を動かすのは実力者と決まっている。なので、ここで彼が出来る事は死から逃げること。
それと、チャンスを諦めないこと。
ララは待つ。
場はもう動いていた。
ズダダンッ、二発の弾丸が撃ちだされた。
サジタリアスの銃撃だ。
どちらも行く先はララの胸。それは彼自身、全く対処の仕様がない殺意。走馬灯すら許してくれない一瞬の一撃であった筈。
それよりも前、彼と弾丸の間に黒い液が滑り込み。
「ダメよ! そんな乱暴な殺し方をしたら魂の質が落ちてしまうじゃない。」
それが弾丸を掴み取って少年を救いだす。腕だけ生えた黒い液体がだ。
それとも家畜を守ったと言った方が正しいか。
とにかく、黒い液は勢い良く飛び出した分だけ花の上を転がって、そのまま本来の姿に舞い戻る。それは女性の姿で、魔女である。
どれもが僅かな時間の中の出来事。
「ぁ、ありがとうございます?」
それで、その時に魔女の姿をララは見た。
変形自在な体、弾丸を掴み取った長い指、ギガス並みの高い背丈、色落ちした古い服と首飾り。現状、他と比べて特異な点はこれにて終了。
その速さなら下手に逃げても捕まるだけだ。
と、思いながら。胸を押さえつつ、それでもララは見守る事しかできなかった。
黒煙が残る花畑。
サジタリアスは魔女に言った。
「ふむ、吾輩が欲しいのは小僧の頭だけ。と、なれば。お互い怪我をせず、より良い取引が期待できると思うのだが...いかがかな?」
「千年級の魔女カフ・ハウゲラタン。」
そこで彼女は微笑んだ。
魔女達は生きてきた年数でおおよそ強さが違う。その為に十年、二十年、五十年、それぞれ十年単位で区分けされた等級に振り分けられている。
その中での最高位。それが千年級。
勇者ユーマの伝説は今から九百年前の話で、それより百年古い連中だ。
「あら、取引は対等な関係があってこそよ?」
掴んだ弾丸を投げ捨てて一言。
「それは残念。」
サジタリアスは参ったとでも言うように二丁の短銃を空へと向けた。
それを見た魔女は左腕を長く伸ばす。指も、爪も。
「では、吾輩と本当に戦うと言うことかな。千年級?」
「そうね、先の短い貴方を待たせたりなんてしないわ。」
サジタリアスの銃が動いた。火花が咲き誇ること5~6回。
その殆どは魔女を狙ったもので、その内一発はララの命を狙って飛んでいく。
けれど、弾丸は彼女を見失って彷徨った。撃った張本人も彼女を見失ってララを見た。ララを見てもそこにはいない。
サジタリアスに出来る事はあと一つ。
(上ッ!)
上空に魔力の塊。
「つまらない男ね。」
跳躍。魔女は空を飛んでいた。
ララを守らず空の旅。海に沈んでいるかのような遅い落下、空に支えられたような軽い落下にて、彼女は左腕を振りかぶり。
突如、重力を思い出したかのように降下して。
―――そして、サジタリアスの脳髄を潰すことはなかった。
代わりに魔女は自由な空で阻まれた。
撃たれたのだ。発砲音はなし。
それは先程、投げ捨てられた弾丸が成し遂げた。急に紅く光って跳ね飛んで、それが落下中の彼女を襲ったと。
「そう言えば。あぁ、殺した奴にそんなのがいた。」
花の絨毯が飛び散る中でご機嫌斜め。
そんな魔女から距離を取り、サジタリアスは冷や汗と一緒に次の手を思案。
すぐに決まった。なにせ、撃ちだせる手段は数少ない。
次に邪魔しそうな不安要素はと。そこで再度ララを見た。彼は瀕死になった訳でも、怪我を負った訳でもなく、ただ驚いた姿を晒しているだけ。
無理もないなと下を見る。
(動く骸骨...。)
ララは腰が抜けて動けない。驚かずにいられない事実を前にして。
(いま、地面から起き上がってきた。骸骨が。)
彼の目前に今、不気味な古き良きファンタジーの友。
動く骸骨が立ち塞がっていた。
現在、彼あるいは彼女はある筈もない眼光で、しかも砕けてしまった頭蓋骨でララを俯瞰している。それは恐ろしく不気味で、優しげな。
(弾丸から僕を守ってくれた。恐らくは魔女の命令。)
その所為で頭蓋骨が割れてしまった。
「でも地面から、なんで急に、そんなのが。」
ララの手に固い何かが当たる。ここに来た時からずっとある。
(―――っ、とにかく! えっと、本格的にサジタリアスさんはカフさんと戦うみたいだ。もう僕を撃つ余裕すらないだろうから!!)
そこでララは頭を抱えた。逃げる算段が付かない。
ここまで場を観察して分かった事と言えば全て、逃げるのが難しい事を裏付けるに過ぎなかった。
だからと言って、どちらか死ぬまで見ていたらララも死ぬ。間違いなく。
ズダダダダッ、銃声が始まった。
徐々に、花畑は花らしくない匂いに染まり始めて。
(考える間もない!)
戦闘は続いていく。
「もういいわ! サジタリアス、止まれ!!」
「おや、古い魔法じゃの。」
「あなた。もしかして、偽名で? なんて癪に障る!」
何が起きているかは当事者にしか分からない。
それはそうと、千年級ともあろう者がだ。棺桶で半身浴しているような老人にここまでされるとは魔女の名折れ。しかし、最初から本気を出すのも恥。
カフ・ハウゲラタンはそろそろ本気を出そうかと悩み始めていた。
その隙に。
「これは、これは、随分と余裕なようで。」
ズダダ、ズダダダッ、サジタリアスは鉛球をばら撒いた。
咄嗟に、魔女は腕を前に出してこれを防ぐ。硬化魔法によって硬い腕。
それで幾つかは跳弾してどこかに消え。そうではない弾丸はまたもや紅く光って再挑戦、ありえない軌道を描いてまた挑む。
しかも、防御の甘い後頭部や背骨を狙って。
ドンドンドン、ドンドンドン
一発二発、三発に四発、次々に魔女から体を削り取り。
「あのねぇ! あのねぇ!!」
それは確かに届いたが、未だに魔女は健在。何度でも、腹が抉れようが再生するのみで、まるで水を殴るような光景。
ともかく、彼女にとって無傷と同じ。
それでも苛立ちは増すようで。
「あぁ、もう鬱陶しいの!! しつこい男は嫌われるわよ!!」
そう言って魔女は弾丸を握りとり。
その弾丸すら紅く。
彼女の手ごと頭を穿った。
すると大きく広く、血でも肉でもない何かが四散した。黒くてブヨブヨした謎の何か。魔女の頭もその中身も全部それ。
そうして訪れた静寂。
それも一瞬のこと。ここまでしても彼女の再生は止まらない。
「あなた、殺すわ。」
治りかけの頭部で殺意を告げた。
「それは良かった、夫人。お気に召したようで。」
ここでサジタリアスは二丁の短銃を捨てた。流石に弾切れ、ここに来る前にギタイザモクと戦った事も相まって弾切れ。
事前に火薬などを詰めた専用の弾倉もどきがなくなった。
鉛球と黒煙火薬は別個で持ってはいたが、これを戦闘中に銃へ込めるなんて出来る訳がない。ましてや、魔女の目の前で。
そこで長銃を取り出して。
「あら、まだなにかするつもりなの?」
「何を聞こうと言うのだ。ここまで来たらやることは変わらんであろうに。」
長銃に紅きを。
その様子を見て彼女は何も口にしなかった。が、これを代弁するかのように骸骨の群れが現れる。
花畑の無念達。どれもが魔女の犠牲者で、いまでは魔女の協力者。
錆びた武器を携えて指示を待つ。
「逃げ場がなくなった!」
その頃、ララは慌てふためいていた。
花畑のあちこちだけでない。骸骨は花畑と森の境界線で綺麗に並び立ち、脱走者がでないように監視中。
おまけにギタイザモクが骸骨の後ろで群れを成している。
それは小規模で、ララが花畑に踏み入れた方向にしかいないが厄介そうで。
「どこに! 逃げれば!」
彼の足に、ほどよい長さの枝がコツンと挨拶。
「それとも突破か。」
だが、それを武器にしたとして骸骨を倒せるのか。
(無理がある。)
制限時間は両者の決着まで。
まだ、戦いは続いていく。
サジタリアスは長銃の銃床を地面に預け、銃の中央を手で支えて狙いを付けた。もちろん、その矛先はカフ・ハウゲラタンへと。
引き金は、足で踏んだ。
―――吹き飛ぶ。
骸骨、花畑、森、音も、魔女ですら、全てを衝撃で洗い流した。
遠慮は無い、何もかも。壊す。壊す。
弾道にある全ては壊されて、近くにいても壊される。まるで怪獣の散歩、踏みつぶされたら命はない。
こんな怪物を出してくれた銃は、もう心残りはないと、サジタリアスの手の中で砕け散った。
それで花畑、いや元花畑で、巻き上がった土煙に人影あり。
「なるほど、これが千年級。」
それが本物の怪物。
「私の...心臓...心臓が。」
魔女の体は現在ゆっくりと再生中。
「あと、4つ。4つしかないじゃない!! どうしてくれるの! 殺す!! 死ね!!!!」
魔女は変形してサジタリアスに襲い掛かる。
矢の如し速さで詰め寄って、不気味な腕を振り下ろす。が、回避され。逆に、サジタリアスに魔導銃を脇腹に突き付けられて。
その銃の弾丸は聖石。
発射、魔女の脇腹が飛び散った。
「あ゛あ゛あ、大人しく死ね!!!」
その反撃、魔女は砕けた腹から無数に腕を生やして、そこから生み出た拳がサジタリアスに命中。
これに彼は大きく吹き飛ばされて転倒。
「仕事だ! 骸骨共!」
森の女王からご命令、彼らは動く。
「フー、老体には辛いのッ。」
銃口に炸薬となる魔石、弾丸となる聖石を詰め込んで。
サジタリアスは魔導銃を構えた。
既に、魔女は視界の中から消えている。
(後ろッ!!)
骸骨が六体。
「いない!!!?」
魔女は彼の真上に落下中。
咄嗟に気付いてサジタリアスは銃を上に。だが、遅い。彼が撃った瞬間にはもう魔女の姿は消えていていた。
(魔力で探知、骸骨が邪魔で分からんな。)
そう考えながら、近場の骸骨を次々に素手で粉砕。
老人と言えど肉体強化魔法が使えるので一応接近戦も出来る。
(だが、吾輩の魔力はもう僅か。ギタイザモクからの逃走で強化魔法、燃費の悪い探知魔法でほぼ空じゃ。どうしてくれようか、この状況。)
突如、サジタリアスに風が迫った。魔女だ。
魔女のナイフのような指が彼の首を狙ってやってくる。
彼は、彼は、迷いが生じた後にサジタリアスは聖石の弾丸をばら撒くも、魔女は急停止せずに加速したまま宙へ飛び。
体を一転、二転、右腕に遠心力を加えて振り下ろす。
「ぐわ゛あ゛あああああああああああアアアァッッ――――――!!!!」
彼女の五指はサジタリアスの左肩を刻み。
彼の鎖骨をぶつ切りにしていた。
「捕まえた。そうね、まずは拷問がいいわよね。」
魔女は首を傾げながら何やら思案。
サジタリアスも、彼は彼で火薬入れを握りしめて。
(そうか、ここが墓場か。十分な人生であった。)
火の魔法を一つ。直後、戦場は熱と光に塗りつぶされた。
残念ながら、先程の不思議な紅い力よりも低威力。けれど、人ひとり殺すには十分。自殺をするにはそれでよかった。
そして、黒煙に包まれた戦場に立っていたのはたった一体。
「はははは。」
笑う魔女。
「なんと...いうことだッ...!」
それと、這いつくばったサジタリアス。
「いいわよね、人間の生命力って。死ぬときは死ぬ癖に、うっかり生きることもあるなんて...素敵じゃない?」
魔女が指を振る。すると、骸骨達がサジタリアスを無理に立たせた。
もはや、サジタリアスに抵抗する力はない。
左肩は言わずもがな、右腕は前腕部分から千切れており、魔力もなければ血液も足りない、体重は戦う前の三割減といったところか。
つまり、死を待つのみ。
断頭台の上でその時を待つ受刑者と同じである。
「んー、心臓と共鳴器官はとっておいて。あとはそうね、奴隷にもなりそうにないし、魂もいらないから拷問でいいかしら。」
魔女は蟻を見るような目つきで語る。
「坊やはどんな状態なの。ロスト・ララ、戻りなさい!」
ララの身体が硬直する。
「なんで、僕の名前を!」
彼はサジタリアスの攻撃で出来た道を行っていた。あの怪物の通り道を。
この道の先には平原が見えている。おそらくそこがパラ=ティクウへと至る道、進むべき未来がそこにある筈。
それを信じて進んでいた。
「うわっ!?」
なのに、ララの脚は裏切った。
勝手に方向転換して魔女のところへ。
「止まって! ねぇ、止まって!」
彼の願いも、まるで他人のように無視された。
自らの意思で動かそうとしても動じない。
せっかく進んで来たのに後戻り。着実に地獄へ帰り行く。これを待つだけなのかと、ララはその胸に虚無感を刻み込む。
絶望しかけた。諦めかけた。
「あっ。」
それに前触れはなかった。
突如、ララは呪縛から解放されたのだ。
となれば、やることは一つ。
「あら、効き目が薄いの?」
そして、逃げていく背中に魔女は手をかざす。
すると徐々に彼女の周りから黒い触手が生えていき。ある時を境目にして、それはララを目指して急激に伸びていく。
歩行速度を優に超えた速さで。
あと三秒あればララに届く。
(これじゃ逃げられない!)
そんな時に声が轟いた。
「ちょっと待てや、クソババァ!!! 祭りに俺を呼び忘れてるぜェ!!」
登場したのは大剣担いだあの男。
「馬脚ハラン・ピーク!!! 参上!!!」
威勢のいい声と共に森の中から飛んで来た。ぶっとい脚に紅きを纏わせてやってきた。呼ばれてないのにジャジャジャジャーン。
座右の銘は無理を通せば自由が待ってる。
それが彼、ハラン・ピーク。
そして、即座にララの背後に陣取って黒い触手をぶった切る。
「あの馬鹿野郎...。」
「あの男、馬鹿じゃないのかしら。」
「ハランさん!!」
これには三者三様の言葉が浮かび出る。
「へへへ、魔女様にも俺の凄さが知れ渡っているようだな。」
これを聞き、魔女は不愛想な顔をして言った。
「馬鹿は嫌いなの。ハラン・ピーク、首を折って死ね。」
それでハランは。
「お・こ・と・わ・り・だぁ!!!!!!!!!」
ハランは大剣を唸らせて魔女に突撃。それが魔女の腕と接触して、ガギリと鈍い金属音が世界に轟いた。
その攻撃があまりにも重く、彼女の足が地面にめり込む。
それは魔法込みでも人を超えかけた一撃。つまり、ハランは化け物の領域に挨拶済み。
驚く魔女に対して大剣越しに語り掛ける。
「馬鹿っていったか? その通りかもな。」
「だがな、魔女の暗示を素直に聞くような馬鹿じゃねぇ。それでも、俺の自由を奪いたいなら命を賭けてやってみろォっっ!!!!」
直後、ハランの蹴りが魔女の腹に炸裂。
その威力は戦車砲も間近。こんなのものを至近距離でくらった魔女は木々をなぎ倒しながら吹き飛んだ。遠くに遠くに吹き飛んだ。
どこかも分からないぐらいに。
そうして辿り着いた着地地点で魔女は叫ぶ。
「あー、もう息苦しい!! どいつも、こいつも、馬鹿みたいに言霊が効かないとか効き辛いとか、ふざけるんじゃないわ!!!!」
魔女の口から黒い霧が漏れ出る。
「こっちが本気を出さないからって好き勝手やりやがって。」
彼女の身体が徐々に膨れ上がる。
「だったら、もういいわ。カフ・ハウゲラタンは恐るべき魔女となるの。古代帝国の貴族の生き残りとして。尊厳を傷つけたあぃつらをブッコロすのョ。」
そうして、バケモノらしさを手に入れた。
体積が4倍。重さは12倍。見た目は激太りした熊の化け物。
そんなのが両手両足を地面に付いて動き出す。最初はゆったり、腕を増やして速度を上げ、最終的に馬と同等かそれ以上。
その素早さで魔女は戦場に舞い戻る。
「全員ここで死ぬのよ!!! 私に恥をかかせて生きるだなんて許さないわ!!!」
「やってみやがれ!」
ハランがそう口にした瞬間、魔女はサジタリアスを睨みつけた。
すると、間もなくそれは起きた。
サジタリアスの首が回転していったのだ。これは魔女がやっている訳ではなく、ましてや彼本人がそうしている訳ではない。
その正体を知っているのはこの場で一人と二体。
「悪魔め、悪魔め。悪魔めがっ!!」
サジタリアスはうわ言のように言い続けた。
ぐにゅ
90度を過ぎたあたりから、彼の首から異音が漏れ出る。
丁度、声すら出なくなっていく段階だ。
まだ、潰れたヒキガエルみたいな何かは辛うじて出せるだろうが、その前に意識をどこかで無くしているだろう。
「おい、何が起きてやがる?!」
ハランが不思議がっている間に五回転。
ついにはポトリと落ちた。
「ハラン・ピーク、ちゃんと見なさい。次はアナタよ。」
それで終わりではない、これからが始まりであった。
サジタリアスを取り押さえていた骸骨達は彼を手放して、次に錆びた剣を持ち、それに対して振り上げて振り下ろす。
血が飛び散った。白い脂肪も飛び出ている。
一体、何をしているのか。
解体をしているのだ。肉を切り分けて魔女様が欲するモノかそうではないのか。
もし必要ないとなれば、骸骨達はそれを喜んで持ち去っていく。特に皮膚が喜ばれた。次に骨、骨は彼ら骸骨達を補完する素材となった。
「分かったわね? 魔女に反抗する事への罪が。」
ハランの手の中で魔力が錬られる。
「へッ、勝ってからそれを言えってんだ!! ロストすら逃がしてる癖に。」
そうだ、ララは魔女が吹っ飛んで戻って来る合間にハランが逃がした。
「あら? 逃がしたつもりなんてないけど。」
直後、花畑から骸骨が飛び出ていった。
それも血濡れの骸骨がナイフを片手にして。
「そう言う訳で。お気になさらず、アタナも死んでチョウダイ。」
一方、ララはそうとも知らずに逃げていた。
「僕は生きるぞッ!!! ハランさんだって生き残る!!」
逃走劇は続く。




