アリスメント・ゴーストライネス
自己満足です。
さあ 腕をちぎりませう
楽しくて 美味しい 晩餐会の始まりよ!
パクパク グチャグチャ シャクシャク
この肉は君のもの じゃないのかい アリス?
私よ
じゃあ どうして 食べるのさ?
私はね 私を産んだの だから古い私は食べちゃうの
パクパク ぐちゃぐちゃ びちゃびちゃ ズルズル
わぁ アリスは太もも もおいしいんだね
まるで上質な牛肉みたいだ
あなたに食べられて 私も嬉しいわ
ほら この腕も美味しいわよ
くちゃくちゃ ギチギチ べちょべちょ
あれあれ 不思議
メキメキ 音が鳴れば アリスのお腹が ぷっくり ぷっくり
ああなんてこと!
また私は 私を孕んだわ!
産まれるのかい?
ええ もうすぐ
じゃあ 今の君を食べてもいいのかい?
そんなのいやよ! 私は食べられたくないわ!
どうして? 君は また生まれるじゃない
私は私だもの!
それに 私がいなくなったら 私が私を食べられないじゃない
アリス 僕はね 君が食べたいんだ!
食べたいんだ!
いやよ! 放して!
アリス 僕はね さっきで ちょうど 六百六十五回 君を食べたよ
あと一度で 君は 僕の一部となるんだ
ようやく僕は私になれるんだ!
いや いや いやだわ いや いや いやだわ いやいやいや!
ヒキガエルみたいに グェ ぐぅ グェ ぐぅ
噴水みたいに ブシュブシュ ビュービュー
アリスはそうして死んじゃった
ぷっくり ぷっくり ぷっくりな
アリスのお腹からアリスが這い出る
ぷっくり ぷっくり ぷっくりな
膨らんだ僕のお腹から 僕が這い出てくる
始まりのご挨拶
やあ 私!
ごきげんよう 僕!
そうして 二人はロンド を踊ります
そうして 二人は 食べ物に感謝します
さあ 腕をちぎりませう
楽しくて 美しい 晩餐会の始まりよ!