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職業(ジョブ)がロリコンでした。  作者: とおか
六章「王都フォトーシス」
118/156

第110話「知らないパズル」★

遅れてすみません!

イメージ画像作ってました!

ね、寝坊もしました……


今回パズルの挿絵あります

四階層のは「美術館」というパズルだった。


マス目の中に「空間」のマスと「壁」のマスがあり、「空間」のマスに東西南北の四方に光を放つ「光源」を設置するのだが、


光は壁に当たるまで直進し、光の当たらない「空間」のマスを作らないように、また、「光源」は他の「光源」からの光に当たらないようにしなければならない。


これまた口頭説明では理解の難しいパズルだから、ウォールロジックと同じく説明しながらパズルを解く。


パズルは三十分ほど掛かって解くことができた。そして地上に戻る頃には空が赤く染まりはじめていた。


「五階層のパズルによっては、明日中に六階層を突破するのは難しそうだな」


少しずつパズルを解くために必要なアイテムを集めるのが難しくなっている。


だから何気なくそう言うとミズクがため息をついて反論してきた。


「ハヤトにぃ、一日に二階層突破するだけでもすごいの」

「魔物も弱いし、パズルのルールさえ分かれば誰でも解けるだろ」


そう、ルールさえわかればな。


俺はそこまでパズルが得意というわけではないが、解けないこともないのだ。


と言うより、むしろパズルはルールさえ理解していたら解けるように作られているものなのだ。


クロネたちだって慣れてないだけでじっくりと時間をかければ解けるはずだ。


しかし次の日、ハヤトは壁にぶつかることになった。



◇◇◇



翌日、ハヤトたちは五階層に挑んでいた。


全長一メートルくらいの巨大なナメクジの魔物を倒すと、カラン、と乾いた音を立てて四角いパネルが落ちた。


パネルは正方形で、隣り合う二辺それぞれの真ん中を結ぶ溝が、くの字に一本刻まれていた。


「これもパズルに使うものなんだろうな」

「今度はどういうパズルなんですか?」

「さあ、まだ分からん」


クロネは興味津々といった様子だ。


昨日のまるばつロジックをやってみて以来、クロネはパズルに興味を持ったようだった。


しばらく歩いていると直径二十センチはある大蛇を見つけた。


「行きます!」

「頑張れ、クロネ!」


クロネはまだ遠くにいる大蛇に向かって弓を引き絞って放つ。


まっすぐに飛んでいった鉄の矢は蛇の頭を貫いて一撃で絶命させた。蛇は光を散らせて消滅していく。


「やりました!」

「さすがクロネだ! すごいぞ」


「ハヤトにぃ、何か落ちた音がしたの」


見に行ってみると、ナメクジの魔物と同じ大きさのパネルが落ちていた。


ただ、溝の形が違い、パネルを横断するような溝が一本あった。


ちょうど二階層で使ったものに似ている。


また、その後に出会った大きな蛙の魔物からは十字の溝が入ったパネルが落ちた。


長い間歩き回ったが、宝箱からもその三種類以外は出なかった。


そしてとうとうパズルの部屋にたどり着いた。


台座には広くて浅い窪みがあり、パネルが縦横に六個ずつ収まるようになっている。


すでに幾つかヒントとなるパネルが嵌っていた。


また、盤外には小さな宝石が二種類、それぞれ二個ずつ嵌っていた。


◇□□□□□□

 □L□г□□

 □□□□十□

 □□I□□□

 □L□□□□

◆□□□□□□

  ◇  ◆


挿絵(By みてみん)


(こんなパズルあったか?)


ハヤトは、目の前のパズルの解き方が分からなかった。


「ハヤトにぃ、今度はどんなパズルなの?」

「分からん。俺の知らないパズルだ」


そして今更だがこのダンジョンにはパズルのルール説明なんてものは無かったことに気がついた。


そうか、つまり自分でルールを探れというんだな。


「よし、こうなったらルールを見つけるぞ」

「見つける、ですか?」

「ああ、パズルは必ず答えが一つになるように作られているし、覚えにくいような法則なんかはまず入らないんだ。だから自力で見つけ出すことも出来る」


このダンジョンが長らく突破されなかったのは、パズルという概念が普及していないからじゃないだろうか。


パズルだとわかっていれば、ルールは知らなくてもある程度まで予測できるのだ。


ハヤトたちはルールを考え始めた。

※作者オリジナルのパズルです

パズルの解き方は画像タップで確認できます

その前に一度解き方を考えてみてくださいね!


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