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明るくいこうぜ?  作者: 山中建一
5/8

遊園地

結局、俺は優と二人で出かけることとなった。

これじゃあまるで、デ、デートじゃないか…。


「それにしても直樹が風邪なんて珍しいね。」

「ああ。アホは風邪ひかないっていうしな。」

「そういう意味で言ったんじゃないんだけど…。」


あ、そうそう。何処に出かけるか言ってなかったな。

遊園地さ!あの男女がべたべたするあの場所…(良い子はこんな子供の夢を壊すようなことを言うのはやめよう!)。

に俺たちは二人で行くわけで。

まあ、遊園地なんかめったに行くことないし、それなりに楽しいんだけどな。

一部を除いては。


「あ!鈴ちゃん、着いたよ!早く行こっ。」

「おう、そうだな。」


優は小学生みたいにはしゃいでる。そんなの俺がやったら白い目で見られるのに…。

俺たちはチケットを買い、ゲートをくぐり抜けた。


「さあ!鈴ちゃん何乗る?」

「いや、俺はシンプルな乗り物でいい…。」

「そっか!じゃあ観覧車のる?」


いや、なんで今ソレチョイスしたんだよ。

普通メリーゴーランドとかだろ。

とわ言わず。


「いや、それは最後でいいんじゃないか?」

「そうだね。じゃあ、ジェットコースター乗ろっか!」

「いや、ちょっとまて。全然シンプルじゃないじゃないか!」

「もぉ!じゃあ、何がいいのよ?私はジェットコースターがいい!」

「うっ…。」


と、いうわけで優に手を引っ張られジェットコースターへ。

というかこれ結構高くないか?

レールが渦巻いてる部分もある。

こ、これはヤバイ…。


「次の方どうぞ〜。」

「はぁ〜い!」

「…はい。」


ジェットコースターは混んでいなく、スッと入れた。

さすが絶叫マシンだ…!


『それでは発車しまーす♪』

「い、いやだ…。」

「もうっ!鈴ちゃん男らしくないなぁ…。」


むしろ平気でいられる優のほうが凄いと思うぞ?うん。


「う、動いた!」

「レッツゴーォ!」


ああ…もう無理だ。俺の人生終わった。

これまで短い人生だったが色々楽しかったな…。


「鈴ちゃん!落ちるよ!」

「ひぇぇぇ…。」


ビュュュュュン‼︎


「うわぁぁあぁ‼︎‼︎‼︎」


数分後、俺は医務室に連れて行かれた…。

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