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明るくいこうぜ?  作者: 山中建一
3/8

優と、直樹と宿題を始めてから、二時間。

ようやく半分が終わった。


「なあ、そろそろ休憩しないか?」

「休憩って、直樹、ちゃんとやってんのか?」

「やってるわ!あともうちょっとで半分終わるわ!」

「まあまあ、もう十分長くやってるし、休憩してもいいんじゃない?ね、鈴ちゃん?」

「まあ、優が言うなら…。」


というわけで、休憩タイム!わーい!

俺はキッチンに行き、そこらへんにあるお菓子を手に取り、バリッと開けて、お皿にばらまき、部屋に持ってった。


「そういえば、こうやって三人でするのって久しぶりじゃない?」

「確かに。こうして喋んのも久しぶりだよな。」

「みんな部活とかで忙しかったもんな〜。」


確かに。俺と直樹はバスケ部だけど、優は吹奏楽部だから、あまりしゃべる機会がなかった。


というか、俺は知らないうちに、優に気を使うようになっていた。


「だからわたし、今とっても嬉しいんだ。」

「じゃあ、今度からわからないことがあったら、みんなで集まらないか?」

「なんだそれ。」

「さっきは嫌がるかな?とか思ったけど、樋代ちゃんはそうでもないみたいだし、これからやろうよ、もちろん鈴ん家で!」


…ん?


「いいね!賛成!」


ええええええ!


「ちょっと待て。なんで俺ん家なんだ?」

「そりゃあ、みんなの家から近いし?」

「お前が言い出したんだから、お前の家でやればいいじゃねぇか!」


「…。」

「なんだよ…」

「ふーん…。じゃあ、鈴はやりたくないんだ?」

「ちょ、ちが…直樹、誰もそこまで言ってないだろ?!」

「鈴ちゃんやりたくないの?」

「うっ…。」


優のうるうるな視線。


「…わーったよ!ここでやればいいんだろ!」


俺がそういうと、イエーイからのハイタッチ。

…ハメやがったな!こいつら!



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