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明るくいこうぜ?  作者: 山中建一
2/8

樋代 優

二話目ありましたね(笑)

「なあ鈴、この問題わかるか?」

「わからん。」

「じゃあこの問題は?」

「…。」


直樹と宿題を始めてから、やや三十分。未だに一問も解けてない。


「あーもう!これじゃ一生終わんねぇよ…。」

「まあまあまあ…、大丈夫だって〜。」


直樹がニコッと笑う。

そんな直樹を俺はキッと睨みつけた。

よくそんな呑気でいられるもんだ。


「んーじゃあ、助っ人を呼びますか!」

「助っ人?」


俺は首をかしげた。


「居るじゃねーか、樋代(ひしろ) (ゆう)が!」

「あ〜優か。確かにアイツ賢いもんな。」


樋代 優。俺たちのクラスメート。勉強はクラス、いや、学年でも上の方だ。

優は俺ん家の隣に住んでて、小学生の頃、よく遊んでた。今は顔を合わす程度だが…。


「で?俺が呼んで来いと?」

「おう!頼んだ!」


結局俺かよ!とまあ、愚痴は言わず、


「分かったよ、んじゃあ行ってくる。」


と言い、俺の部屋を出た。今の俺、チョーイケメン!


徒歩5秒、俺は優の家にいき、インターホンを押した。

それにしても優の家に行くなんて久しぶりだな…。

最後に行ったのは、小4の時くらいか?

とまあ、そんなことを考えていると、中から優のお母さんが、出てきた。


「あら!久しぶりね、鈴くん。」

「お久しぶりです。」

「で、どうしたの?」

「優いますか?」

「あ、優ね!ちょっと待ってて。」


おばさんはややテンション高めで、家に戻っていった。

何をそんなに期待してるんだろう。


ガチャ


「あ、鈴ちゃん。どうしたの?」

「おう、久しぶり。実はさ…。」


と、宿題のことを話した。


「はあ…。やっぱり鈴ちゃんは駄目だなあ〜。」

「なっ!失礼な。」

「まあ、行ってあげてもいいけどね〜?」




なんだこの上から目線は。

まあ、そんなこと言える立場じゃないけど。


と、そんなことを話しながら、再び俺の部屋に戻るのであった…。


新キャラ、優ちゃん!

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