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明るくいこうぜ?  作者: 山中建一
1/8

宿題

暇なのでかきました。

夏休み。といっても、もうなかば。俺はうなっていた。


「あ〜〜、宿題終わんねぇ〜…」


俺は水瀬(みなせ)(れい)

高校に入学してからの始めての夏休みだ。

俺は夏休みをマンキツしていた。昨日までは。

最近になって、「宿題」という存在に気がついたのだ。


「あー、結構やったし、休憩!」


といっても、3問しか解いていないのだが。

まあなんとかなるだろうと思い、ケータイをいじる。


「おお…?」


着信履歴がきてる。お、直樹からだ。

猪田直樹。俺の親友。一言で言うと、アホだ。

そんなことより、電話がきてたんだな。気づがないなんて、俺はそんなに勉強に夢中だったのか!偉いぞ、俺。

俺は直樹に電話をかける。


『…もしもし?鈴どーした?』

「それはこっちのセリフだ。一回電話かけただろ?」

『あ、そうそう。宿題どう?』

「全然。」

『だよな!俺も出来てねぇんだよ。ってことで今からお前ん家行くから!』

「あ!ちょ…」


切れた。まだ返事してなかったぞ?


ピーンポーン


…はやっ!さては待ち伏せか?

家にはいま、俺しかいない。ってことは、俺が行かなきゃならんのか。って、当たり前だよな。

俺は玄関を開ける。


「ふぅははははははは!俺っ、参ッッッ上!」


…相変わらずだなあ。


「とりあえず、あがれよ。」

「そうさしてもらう。」


そして、相変わらずの腹立つ態度。


あ、そうそう。俺、最近面白い着信音入れたんだった。せっかくだから、直樹にもきかしてあげよう。

俺はケータイを持った。


「悪いけどさ、おれのケータイに電話かけてくんね?」

「何お前ケータイ探してんの?」


いやお前、ケータイ今俺が持ってるだろ。わざわざ指さしてんのにケータイの存在に気づかないヤツなんてそうそういないわ!


「いや、やっぱいいわ。」

「そーなの?ならいーけど。」


…うん。半分以上はお前のせいだわ。


「ま、いーや。宿題しよーぜ、鈴。」


そう言って、俺と直樹はしぶしぶ宿題をし始めたのだ…。

2話目、あるかな?ないかな?

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