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運命の糸

作者:

『ねぇねぇ。』

『ん?』

『赤い糸って信じる?』


私は隣にいる君に聞いた。今は学校の帰りでこの道を歩いてるのは私と君の二人だけ。


『どうしたんだよ?いきなり。』

『ん?なんとなく。聞いてみたくて。』


私は答えた。


『赤い糸って運命の赤い糸のことか?』

『うん。』


私は頷く。

君は『んー』としばらく唸ってから言った。


『‥‥わからない。』

『どうして?』


私は尋ねる。


『だってさぁ。』

『うん。』

『だって今ここを歩いてるのも一応運命かもしれないだろ?』

『うん。』

『だったらさぁ、ここら辺全体に糸が張ってあるようなもんだろ?』

『うん?』

『なら糸なんてあるようでないもんだろ?』


なんだか変な方向に話がずれてきた。

私はさっきから顔が固まっている。

君は私が聞いていないのに気付いてないのか話続ける。


『だからさ‥‥なんだよ‥‥だよね‥‥んでさ‥‥凄いと‥‥』

君の熱弁は私の家に着くまで続いた。


『‥‥それでその運命の中にオレとお前が出会ったことまで組み込まれてるんだぜ。』

『えっ‥‥』


最後の方の言葉だけははっきり聞こえた。


『だからさ、赤い糸かは分かんないけど絶対オレ達を結んでる糸は他の糸とは違う‥‥と思う。』

『えっ‥‥あっう、うん!私もそう思う。』


私は急いで頷いた。変な方にずれたけど終わり良ければ全て良し!私達のこれからも糸で繋がってると良いな。


またまた短編です。短いです。感想・文句等お願いしますm(__)m

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― 新着の感想 ―
[一言] 初めまして。運命の会話に照れている二人の様子が良かったです。初々しいですね。  部分的な会話のため、もう少し物語としても読んでみたいと思いました。それでは失礼致します。
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