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記憶の光
「―――本当ですか!!」
旅にでてから五日目。残り三日間というとても過酷な状態で、わたしはやっと“枯れない花”の手がかりを掴めた。
「ここから西に向かって二日間馬車に乗って、大きな川を二つ越えたところにある小さな町に咲くっていう話を聞いたことがある」
という話だった。
「ありがとうございます!!」
教えてくれた人に深々と頭絵を下ながら、わたしは頭の中でグルグルと考えがまとまらないままだった。
西?大きな川を二つ?小さな町?
なんとなく聞き慣れた単語を頭の中で何度も何度も繰り返していると、やっと一つのこたえ結論を見つけ出した。
「そこって……」
わたしの生まれ故郷じゃないか!!
まだ来ぬ待ち人を待つように。
少年は闇を見つめていた。
闇が光に変わる瞬間に、
「記憶の光が、墜ちた」
一言一言を刻むように、ゆっくりと少年は言った。
光はまた、闇になる。
枯れない花を、咲かせよう
キミとボクとの生きるりゆう意味に
キミとボクとが繋がるために




