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最終話

 『元気か。私は今のところ元気だ。また会いに行こうと思っていたのに、ぜんぜんそっちに行けなくてごめん。あれから分かれて、私は“枯れない花”を見つけた。とても綺麗な少年が育てていた、とても綺麗な花だった。約束通り、君に一番に教えている。まだ、他の人には伝えてないんだ。けれど、残念なことにその花はすぐに消えてしまったんだ。人が触れてしまうと、弾けてしまうそうだ。でも、その代わりにその花の種をもらったんだ。次は私が種を埋める番だと。種は全部で四つある。私はそれをいろいろは場所に埋めようと思うんだ。一つはこの花が咲いた場所。一つはずっと北の向こうの森。一つは少し西の海辺の近く。そして、最後の一つは、君に送った手紙の中に入っている。是非、君の大切な場所に、思い出の場所に埋めてもらいたいんだ。私はその三つの種を埋めるために、また旅に出ることにした。きっと大きな旅になると思う。もし旅が無事終わり、君に会いたくなったらまた手紙を送るよ。だから、そのときまで、綺麗な花が咲くように祈りながら、待っていて。

―――君の友達より』


 少女は封筒の奥に入っていた小さな種を、両手で優しく包み込み、まるで大切な宝物のようにしばらく胸に抱いていた。しばらくして少女は立ち上がり、ゆっくりと家の外へ向かって歩き出す。

 その花の種を、埋める為に・・・。

終わりました。

途中から文章が変わったのは、中学生から高校生に移ったからです。

昔の作品で、本当は文章を書き直してからにしようと思ってたのですが、拙い文章が自分の作品なんだということで、このままにしました。

最後まで付き合っていただきありがとうございました。

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