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第26話(最終話) 光と影の終章 ― 永遠の絆

 王都の空は、清々しい朝の光に包まれていた。

 瓦礫の山や焼け跡は残るが、

 黒い影はもはやどこにもない。


 影王との戦いから数日。

 市民たちは少しずつ街に戻り、

 復興の準備を始めていた。


 



 王城・広間。


 アイナとリアンは、

 戦いで疲れ切った体を休めながらも、

 互いの手を握り締めていた。


「……リアン」

 アイナの声は柔らかく、穏やかだ。

「やっと……平和になったね」


「ああ」

 リアンは微笑み、肩の力を抜く。

「おまえと一緒にいられるなら、

 もう怖いものはない」


 アイナは小さく頷き、

 リアンに顔を寄せた。


「私……リアンがいるだけで強くなれた。

 もう、影に呑まれることもない」


「俺もだ」

 リアンはアイナの手を握り返し、

 その目をしっかりと見つめる。

「おまえの光を、ずっと守る」


 アイナは微笑みながら、

 リアンの胸に頭を預けた。


「うん……ずっと一緒に……」


 



 城壁の上。


 ラグナは二人の様子を静かに見守り、

 深く息をついた。


「……本当に支柱と巫女の絆は強い」

 遠くに消えた影王の幻影を思い浮かべながら、

 静かに呟く。


 しかし、その瞳には安堵だけでなく、

 未来への覚悟も宿っていた。


(影界は完全には消えない。

 だが、二人の力があれば、

 どんな闇も乗り越えられるだろう)


 



 王都の街。


 破壊された建物の修復作業が進む中、

 人々は二人の勇気と光を称え、

 希望を胸に歩き出す。


 リアンとアイナもまた、

 互いの手を離さずに歩き出す。


 光と影を超えた絆――

 それは、永遠に消えない光となる。


「リアン、私……これからもずっと一緒にいてくれる?」


「ああ。

 俺たちの絆は、もう誰にも壊せねぇ」


 アイナは微笑み、

 リアンにしっかりと抱きつく。


 王都の空に、二人の光が静かに重なり、

 戦いの終わりと、新たな始まりを告げた。


 



 影王の脅威は去り、

 王都は再び平和を取り戻す。


 だが、二人の絆と光の力は、

 未来永劫、王都を守り続ける――。


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