2.主人公爆発させる
かなり遅くの投稿で申し訳ございません
・・・ってなんで私魔術の授業受けでんの?断ったはずだよね!?
私は、広い屋敷の部屋の中で、兄と二人っきりで魔術の勉強をしていた。
「っで、分かったか?」
兄は眼鏡をかけて、執事服で聞いてきた。
「ぜーんぜん、全く。なんでこうなってんの?断ったよね!?」
私は、叫ぶように聞いた。
「お前が、私に執事服を着て授業をするならいいって言ったからだろう。それと、敬語」
兄は、幼稚園児の面倒を見るように表情は変えずに呆れていった。
う、おっしゃる通りで。敬語ね。敬語
「だって、イエメンが執事服着るの見たいいですから!」
私は、うつ伏した状態で言った。
「はーぁ。お前本当に、あいつじゃないんだな。」
兄は、嬉しいような、気味悪がるような不思議な表情で見てた。
「う、すいません。イケメンがため息をつくと、心に来るのでやめてください。勉強でも何でもしますから!」
私は思わず言った。
「言ったな?じゃ、魔術の勉強まじめにやれよ」
兄は、私に会って初めて笑顔を見せた。しかし、それは面白がるような表情で。
だ、騙された。前言撤回この人優しくない。小悪魔だ!小悪魔
「はーい。で、何をすればいいんですか?」
私は諦めて聞いた。
「とりあえず、外に出るぞ。」
広々い本当に屋敷?というような広大な訓練所に私たちは出た。
「取り合えず、魔術で操れる気候を思いつく限り空に向かって打ってみろ」
「それと、伸ばすな」
はいはい
空に打てと言われてもね…気候と言えば、雨、風、雷だけど、これだけだと王子に仕えるのに弱すぎる。だったら、強さと速さを最大限にしてみるか?雨は、硬さと速さを。雷は、出力と速さを。風は…なにしたらいいんだ?大きさを大きくして台風みたいにするにしても被害が大きすぎるしちょうどいい必殺技みたいなのないかな?こういう時は前世の知識だ。周りのオタクはどういう必殺技が強いと言っていた?被害が最小限で尚且つ強い技。
【ねー、怜。異世界転生したら重力操作とかチートだと思わない?】
オタクAちゃんは21歳で、酒を飲みながら聞いてきた。
【無理でしょ。ってか、異世界転生でチートをもらえるとは限らないし。】
私は、呆れるよに言った。
【過程の話だよ、過程。こうだったらいいなーっていう願望】
Aちゃんは笑いながら言った。
・・・そうか!!
「おい。速く打て」
兄は、イライラしている様子で言った。
「了解です。じゃ、」
嵐が来るかのように、木達が大きく揺れ、風が吹いた。
気候魔術【gravity・wind】
地面は一瞬でへこんだ。まるで、隕石が降ってきたように。
「あれ、こんなに風って強いものでしたっけ?ってか、どこに行きました?えーと」
あれ、私イケメンとしかいっていなくない?名前教えてもらって無くない?なんて言えばいいかな?とりあえず…
「兄さーん。生きてますか?」
私は、人生で一番大きな声を出して兄の生存を確かめた。
「ああ、生きている。これぐらいで死んだら執事は務まらん。」
兄は、髪の毛をかきあげていった。
おおー!カッコいい!
「で、どうでしたか?」
「これ以外に強そうな技はどれぐらいある?」
兄は、魔術で私が壊した訓練所を直しながら聞いてきた。
「えーっと3つでしょうか?」
「その中で、例えば路地裏とかで周りに被害を出させないように調節できるものは?」
雨は、駄目でしょ?天井を壊しちゃうし、雷もダメ。ってことは、今使った技ぐらいかな?
「これだけ。その他は、天井とか壊したり燃やしたりしそう。それと、敬語キツイ」
「ちなみになんだ?」
兄は、無視して聞いてきた。
「雨と雷」
「良いだろう。それぐらいなら魔術については問題がなさそうだな。王子のことについて説明しておこう。」
やっとか。イケメンだといいな!
「お前が、護衛をするのは私が護衛している王子の次男、第二王子だ。今は、11歳で、名はルミナス・グラジオラス。あと二年で学園にご入学されるため、今の段階で鍛えておく必要があった。」
「はい。質問です!なぜ、うちの家なのですか?伯爵家ではなく公爵家がすればようものを」
「それには、理由がある。確かに、お前のゆう通り過去には公爵家が護衛をしていたことがある。しかし、それは200ほど前の話だ。」
どうゆうこと?
お久しぶりです!今回は、後宮の隠し子とは違って後書きでは、キャラたちの本当は書くはずだった会話を書こうと思います!
〇
「ぜーんぜん、全く。なんでこうなってんの?断ったよね!?」
「お前が、私に執事服を着て授業をするならいいって言ったからだろう。それと、敬語」
う、おっしゃる通りで。敬語ね。敬語
×
「ぜーんぜん、全く。なんでこうなってんの?断ったよね!?」
「お前が、私に執事服を着て授業をするならいいって言ったからだろう。それと、敬語」
「はぁ!?敬語とか気持ち悪いから外したいんだけど!?」
「ほおーう。私に向かってそのような事を言うか。お仕置きだ。外に出ろ」
え!ちょっとまって無理!
「ごめんなさい。敬語にしますから!」




