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16.入学①

まあ、聞いて安心した。

先生がグラジオラスになんの処分も貸していないのならば、問題はないだろう。

聞いているかぎり、演技も外してなさそうだし。


「聞いて安心しました。その程度のことであれば、まあ、取り合えず落ちることはないでしょう。それと、私から良い知らせと悪い知らせが有ります。どちらから聞きたいですか?」


私は、いつもの調子を取り戻して、そう聞いた。


「じゃあ、良い知らせからで。」


グラジオラスは、不思議そうな顔をしながら言った。


「実は、私もシュヴァルツ学園に通う事になりました。」


「・・・・・・はぁー!?」


グラジオラスは、飲んでいた紅茶を吹き出し驚いた。


「汚いですよ。グラジオラス殿下」


私は、そういいながら机の上を吹き、新しい紅茶をカップに注いで、机の上に置いた。


「なんでだ?お前もあの試験会場にいたのか?」


さすが。私が頑張って鍛えただけあって、鋭いな。


「ええ。正解です。実は、この入学試験は、一種の執事試験でもありまして、歴代の王族の執事もそうしてきたようです。」


「じゃあ、悪い知らせは?」


「この学園んで婚約者を必ず決めろ。との陛下からの命令です。」


その言葉を聞いた瞬間グラジオラスは、顔をゆがめて、ベロをだしながら嫌そうな顔をした。


「そんな顔をしないでください。適当に婚約者を決めて、卒業後少し時がたったら婚約破棄をすればいい話ではないですか。」


私は、お前は阿保か。と思いながら言った。


「なるほど。」


グラジオラスは、ポンと手を打ちながら、その手が有ったかという顔をした。





――――――――――――――――――――


~入学式の当日~


入学式の朝だから特別なことなのか。と聞かれたらそうではない。

前だったら確かにワクワクはしたが、それよりも卒業するまでに演技がバレずに過ごせるのかという心配の方がかつためそうではない。


それはそうとして、私の朝は、まず、グラジオラスの屋敷に行き、グラジオラスを起こし、グラジオラスの支度をし、グラジオラスの食事を見守り、見送る。


これがいつものパターンだ。では、今日は?一緒に登校するの?答えは否。理由はシンプルだ。

別々に行動していた方がグラジオラスを狙う敵を倒しやすいからだ。


という事をグラジオラスに説明した結果、めっちゃくちゃ不貞腐れた。まあ、納得してもらえたのでいいことにする。


「では、グラジオラス様。いってらっしゃいませ。」


私は、いつも道理の素晴らしいお辞儀をして、グラジオラスを見送る言葉を投げた。


「ええ、行ってきます。ヘレ、()()忘れないでくださいね。」


「もちろんですとも。」


~学校にて~


さ、私の二度目の学校生活を始めようか。


お久しぶりです!なんと1500人を超えました!これまで読んでくれていた皆さん。ありがとうございます!これからも引き続きよろしくお願いいたします!


次かその次は、キャラクターを整理させようと思っているのでそのつもりでお願いします!



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