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⑶『憂鬱なる午後の闇の間』
⑶『憂鬱なる午後の闇の間』
㈠
憂鬱なる午後、それは本当に憂鬱なる午後ではないのかもしれない。そんな風に思考を巡らせていると、時折、全くと言って良い程、訳が分からなくなるんだ。そうだろ、何を書いて居るかも分からないなんて、俺は愚者なんだよ。
㈡
であるからして、そんな愚者は、闇の間の仲間入りなんだが、フォースを必要とする、この執筆という行為において、俺がどれだけの力量を持っているかは、有限的に限りがある。この力量とは時間のことだ。時間があれば書くけれど、24時間365日書く訳にはいかないのである。
㈢
しかし俺は、365日は書いて居る。これは、誇れることではないか、とも思うが、分からないな。そしてまた、憂鬱なる午後の闇の間は、やってくるんだ、辛いことはない。つまり、この題目が降りて来たことから、更に、憂鬱であっても書くという、無限執筆に近づきつつあるんだ、危険だけどね。