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⑵『憂鬱なる午後の闇の間』

⑵『憂鬱なる午後の闇の間』



何から書き始めれば良いだろうか、という疑問はない。書くことは山ほどあるのだし、であえるからして、発想に困ることもない。ただ、何か書いて居るだけだと、妙に虚しい気がするので、時々、闇の間で、違うことを考える。



新しいパッケージの缶コーヒーが出ないかな、とか、まだ巡り合っていない、小説家はいないか、とか、考え出せば切りがない。そして、こういうことも小説にしてしまえば、神も言うだろう、そういうことも小説にしてしまえ、という風に。



それにしても、憂鬱、憂鬱、と、一体何が憂鬱なのか、と聞かれたら、俺には答える術がない。婉曲に言ってしまえば、本当は憂鬱ではなく、憂鬱なる午後の闇の間、というタイトルの小説だから、憂鬱という言葉を使用しているに過ぎない、と煙に巻くだろう。

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