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⑻『一人というもの』

⑻『一人というもの』



何かに雁字搦めになるんだ、周囲の人と関わると。この危険は、未来の自己のヴィジョンが、他者に搾取されるという難問難儀にあるのだが、それはそれで、逆に利用してやれば、一人というものから、抜け出すこともできる、訳の分からない利用方法も、あるにはあるんだ。



あるにはあるんだが、そもそも、一人ってなんだろう、という素朴な疑問にぶち当たる時、それはまさに、闇の中の一つの光、蝋燭の光とでも言おうか、風が吹けばたちまち消え入りそうな、蝋燭の光なのであって、そういうメタファが、適しているだろう。



しかし、考えれば考える程に、一人というものは、そんなことはあり得ないことなのである。生きていれば何かしらの関わりは、他者とあるものだ。一人というものは、幻想である。それでも、俺は、この小説を書き始めたが最後、書き尽くすところまで、突き詰めねばなるまい、一人というものについて。

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