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⑺『一人というもの』

⑺『一人というもの』



観念的苦痛を放棄すれば、自ずと、人は一人というものになるだろう。疑いない、という事実が、俺を絶望に叩き付ける。それでも、俺は俺の前後不覚を忘却して、前進するだろうから。自分のことは、案外、自分が一番知っているものだ。



一人というものは、結句、一人というものを、超越できないところに、問題がある。一人というものは、何と不可思議な存在現象だろう。例えば、関わり合いの中で、離れていった人が、もうこちらに、善行も悪行もしないとき、それはまさしく、一人というものだ。



どういうことなんだ、周囲に誰も居ないことが、これほど虚しいものだとは、と思い、絶望する時、その状態は、まさしく、一人というもの、である。一人というものの、孤独と自由、これが、一人というものの、実態だといえるだろうから。

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