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⑷『一人というもの』

⑷『一人というもの』



一人というものが、近づいて来たとしたら、それは幸いなことだ。自分が一人というものであるならば、二人というものになるだろうから、それは、崇高なことだ。しかし、何れは一人になるという宿命を前にして、容易く眠りの墓地に入るのである。



続く物語、というものは、一人というものにも、与えられるのであって、混濁した宇宙のように、訳の分からない世界観があったとしても、生きているという衝動が、一人というものを、生存の方向へと、動かすのであるから。



怒りというものが、戦争に対してあるならば、それは間違った怒りだろう。本当に怒るのは、平和じゃない時だ。平和じゃないから、怒るのである。一人というものは、他者がいないから、戦争を持たない。そういう意味では、一人というものは、確かに、平和ではある。

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