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⑴『一人というもの』

⑴『一人というもの』



一人というものは、本当に一人だろうか。一人の孤独は、他者に感染し、人類を孤独の渦に巻き込むことになる。それでもいいか、と、一人というものは、神の姿も見ずに、聴衆に言葉を投げかける。あれは夢に見た、屋根の上の話だ。



一人は、無論、一人である。であればこそ、その一人を、楽しみ、世間を見渡すのであるが、時として、群衆に混ざらねばならない時に、意匠を凝らして、演じるのである。この演技が、ますます、一人を、加速させていくのだ。



しかし、一人でいいなら、他者もその事実に触れずに、そっとして置くのが適切だろう。現に俺も、一人というものを知ってから、随分と共生に憧れたものだ。人は一人である、であればこそ、手を繋ぐのではないか、ふと、地面を見て、呟くのだ。

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