No.4 時計機能付き携帯ゲーム機
レポートNo.4 『時計機能付き携帯ゲーム機』
【質問内容】
「ちょっと息抜きにこれで遊んでみませんか?」
「遊び方は・・・(操作を説明中)・・・です」
「遊んでみてどうでしたか?」
【回答】
・スラム街で花を売っていた細身の女性
「え、こんなので遊べるの?」
「えいえいっ! そこで右! ジャンプ! あー、やられちゃったー!」
「うん、意外と面白いかったよ。 ところで右上の数字ってなーに?」
・縦縞ステテコパンツがチカチカする小太りな男性
「ふむ、これは遊ぶための道具なのですね?」
「ほほー、これはこうで、こっちは・・・。 ふむふむ、なかなか興味深い!」
「いやいや、なかなか楽しかったですよ! ところで、これの中身を見てみたいんですが分解していいですか?」
・喫茶店でウエイトレスをしていたウサ耳の獣人の女性
「変な形してるけど、これ遊ぶものなのー?」
「むー、どれが自分か分からないよー。 あれ? なんか終わっちゃったよー?」
「んー、私はこういのよくわからないけど、好きな人は好きなんじゃないかな? それよりも、まだ耳の中でピコピコ音がするよー」
・額に愛と書かれたマンジュウ戦士(性別不明)
「え、ぼくー? いいよー」
「ここでジャンプして、すぐに下を押すと・・・ほらっ、すり抜けた! 簡単かんたーん!」
「まあまあ良かったと思うよー? ぼくには簡単すぎたかなー」
・口に深紅のバラを咥えたナイスミドルのマッチョなおじさま
「え、これで遊ぶの? それより、アタシと遊ばな~い?」
「あ、ああっ! もう、そこ、そこっ! もっと右ぃ! ああーん、やられちゃったわー」
「はぁはぁ、体中が熱くなったわ。 今度はアタシであ・そ・ぶ?」
・パンツ一丁にマント姿というスタイルをした自称魔王の男性
「ふ、我に挑むとは笑止万全! かかってくるがよい!」
「まずここを上に。 そして、ここでジャンプ! 最後はここをすり抜けて・・・何だと?! おい、待て! それは卑怯では無いか?! ぬおおーー!」
「ふ、なかなか良い遊戯であった! ・・・ところでコレを我に献上する気は無いか? え、ダメ? 今はもう手に入らない? ぬおおーーっ!!!」
【総評】
今回は”異世界人は電子機器全般に弱い”という考えを根底から覆すことは可能なのか、という検証を行うものだった。
以前調査したスマホのように多機能ではなく、それ単品で完結しているものなら受け入れられるのではないか、というのが本レポートでの仮説である。
結果としては、ほぼ全員がそれなりに適応できたと思える反応が返ってきたため、この仮説が正しいことが証明されたと言える。
とは言え、多少の中毒症状のある者がいたので、今後同じようなものを持ち込まないように注意したいと思う。