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スライムの突然変異  作者: 綺羅 鈴
1/3

あるスライムについて語ろうと思う


俺は、鈴木小太郎。


名前で分かると思うが、生粋の日本人だ。

日本で生まれ、日本で育った。

家族のため一生懸命働く会社員の父、パートで家事をしながら家庭を支える母、面倒見のいい優しい姉、やんちゃで明るい弟。

ごく普通の一般的な家庭だったと思う。


俺は勉学に励みながらも、友達と遊んだり、部活を頑張ったり、それなりに高校生活を楽しんでいた。


悩みもあったが、今思えば些細なこと。


本当の苦労は知らず、気付かないまま親から学校から世間から守られながら、ぬるま湯の様な環境で生きていたのだ。


そう、異世界に転移させられるまでは。


進路を悩む帰り道、突然に自分の周囲が光ったと思ったら、空間に吸い込まれ様な感覚で、気付けば知らない草原にいた。




そこで、恐いくらい冷酷で、悲しくなる程優しく、王様ような気高さと、憎らしいけど可愛いいスライムに出会うことになる。



異世界に転移したのは、偶然なのか必然なのか。


運命の悪戯で、異世界に転移した自分。



そのスライムは、俺が産まれるずっとずっっと前に、誕生した。

俺のひい爺さんひい婆さんよりも、その更に遥に昔だ。

想像出来ないくらい永い永い時を生き抜き、数奇な運命を辿ったスライムの半生。



俺は、あるスライムについて語ろうと思う。


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