会談後の襲撃
ソアルの部屋の前で警備をしていると、レクレイがやって来た。どうやらカイゼル王と会ってきたらしい。話を聞くとカイゼル王も魔物に対して友好を壊したくないようだ。良かった思っていたより、いい人そうだ。ソアルは今眠っているが、起きたらすぐに教えてやろう。パルディアが交代してくれると言うので俺も寝ることにしよう。はぁ~。気が抜けたら一気に眠気がくるな。レクレイと部屋に戻り、ベッドについた。
パチパチ。
何の音だろう?ん、なんだか焦げ臭い。これは!
「レクレイ!火事だ!逃げるぞ!」
俺とレクレイは飛び起き、部屋の外に出る。他の皆も気づいたらしく部屋の外に出ていた。そうだソアルが!俺とレクレイはソアルの居る部屋へ急いだ。するとパルディアがソアルに肩を貸して逃げ出そうとしていた。俺はパルディアに代わりソアルを担ぎ外へと走る。幸い火の回りは遅く外には難なく出られた。しかし、外は友好を反対する人間達が100人だろうか周囲を囲っていた。
「いたぞ魔王だ!」
くっ!
「レクレイ、ソアルを頼む。」
レクレイにソアルを預ける。側近護衛官の皆は戦闘体制になった。
「ゲイル、わかってるな、1人も殺すな。」
「ああ。」
そうだ1人でも殺してしまったら人間と魔物の友好に亀裂が生じるかもしれないそれは避けなくては。俺達は7方に散り人間達の制圧に取りかかった。〝疾風迅雷〟高速の攻撃で、敵を気絶させる。10人か、皆はどうだ。パルディア、アルファ、フリークは無双状態。バウム、プルートは問題なし。ザイラがちょっと苦戦してるかな。助けに行こう。
ドン!
なんだ!デカイハンマーを持った2mくらいのゴツいヤツが出てきた。あのバウムが押されている。どれだけの怪力なんだ。ザイラはまだ大丈夫そうだし、ここはバウムの応援に行かないと。〝疾風迅雷〟まずは足を削ぐ。
キン。
なっ、弾かれた!?こいつこんなナリして動きも鋭い。
「バウム、大丈夫か!」
「ああ、なかなか面白い相手だぜ。」
「俺が速さで撹乱する。バウムはそこをついてくれ。」
「わかった。」
〝祖逖之誓〟〝疾風迅雷〟超高速で動く。さすがにこの速さにはついてこれないか、キョロキョロしてやがる。足に一撃。ゴツい敵も膝をついた。今だバウム!バウムもここだと、拳をぶちかます。ゴツい敵もガードしきれず、5mくらい吹き飛んだ。
「やったなバウム。」
「おう、相棒。」
バウムと拳をつき合う。辺りを見回すと、皆片付いたようだった。取り敢えず今回襲撃に来た全員を拘束したが、これからどうしたものか、ライドンの町には牢屋はそんなに無いだろうし、困ったな。皆してう~んと唸っていると、カイゼル王がやって来た。
「おお、魔王殿、ご無事で良かった。」
「カイゼル王どうしてここに?」
「実はレクレイ殿と話した後、早速例の大臣を問い詰めた所、自白しましてな、方がついたと思っていたら、そやつはまた魔王殿を襲う算段をしていたとも吐きましてな。それでこちらに伺ったのです。」
「そうですか・・・。」
「でもこれで終わりですぞ、今回の件と同じようなことをしたら厳しく取り締まると国中に広めますので。」
「ありがとうございます。」
これで友好の反対派も全て取り押さえた訳か。良かった、これで終わりなんだな。よし後は・・・。




