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人間の国王からの手紙

「お帰りなさいませ魔王様。」


門番やメイド達に出迎えられる。マーベラス樹海での観光を終えた俺達はアミューレに帰ってきた。ピノンが馬車はしまっておくので任せてくださいと言うので俺達は馬車を降り解散となった。だが俺とバウムは側近護衛官の仕事があるのでソアルについてお土産を配りに行くことになった。まずはレクレイの所だ。レクレイは俺とバウムのことを知っていたので少し気がかりだったらしく、問題が解決したと伝えるとそうか、と一言言って顔をほころばせた。お土産のクッキーは気に入った様子だったのでこれで正解だったと思う。レクレイの次は側近護衛官の皆の所だ。パルディア達は俺達が旅行に行っている間臨時休暇ができたとそれぞれ楽しんでいたらしい。まあ俺とバウムも護衛の仕事という感じではなかったけどな。お土産を配り終えたソアルは疲れていたのか部屋で休むと言った。部屋の前で立っている俺とバウムはもう前のようにお互い黙りということはなくなった。まだぎこちないけど、話せるということで空気も良くなった。仕事中に話ばかりというのもダメだと思うけど少しくらいいいよな。夜になり、プルートとフリークと交代する。俺も疲れていたのか、部屋に戻るとすぐ眠りについた。


翌日・・・


今日は夜勤か午前中何しようかな。ミールにお土産を持っていくかな。ミールはこの時間どこに居るだろう?仕事かな?確か1階周りの警備担当だったな。適当に歩いて探してみよう。城の1階をうろつくこと10分ようやくミールを見つけた。


「あ、師匠!おはようございます。」

「おはようミール。今大丈夫か?」

「はい、何ですか?」


ミールにお土産のクッキーを渡した。ミールは嬉しそうだ。その後はあんまり仕事の邪魔をしてもいけないだろうと少しだけ旅行の話をして俺は訓練場で体を鍛えることにした。訓練場に行く途中城の入口付近で人だかりができていた。覗いてみると人間がいた。勇者だ。


「おい勇者、お前ヴェライカに帰ったんじゃなかったのか?」

「ああ、ゲイルくんか。転移魔法を使ってヴェライカに帰ったんだけど、国王に魔王のこと話したら手紙を渡してくれって言われてね。魔王は今どこかな?」

「そういうことか、ソアルが居るとしたら謁見の間か魔法実験場か部屋かな?」

「ゲイルくん案内してよ。」

「仕方ないな、わかったよ。」


それから勇者を連れて歩いた。ソアルは魔法実験場に居た。今日は水の中級魔法を勉強しているようだ。


「ソアルちょっといいか?」

「あ、ゲイルさん、それに勇者さんもどうしたんですか?」

「魔王、君に手紙があるんだ。」


ソアルは勇者から手紙を受け取り中を確認する。


「・・・勇者さん、これ本当ですか!?」

「何かあったの?僕は中身を知らないんだ。」

「ゲイルさんも、勇者さんもこれ読んでみてください!」


ソアルに近寄り手紙を確認する。なになに・・・


『魔王殿

私はカイゼル・ヴェライカ・ルクセンブルク、人間の王だ。貴殿のことを勇者から聞いてとても驚いた。なにせ歴代の魔王は我々人間に対し敵意を持ち再三に渡り争ってきた。しかし貴殿は我々人間に対し友好的だと聞く。これは我々にとってとても喜ばしいことだ。どうだろうか貴殿が良ければ我々と友好を結ばないか。一つ考えて欲しい。良い返事を期待している。

カイゼル・ヴェライカ・ルクセンブルク』


「ソアル、これって。」

「はい、とても嬉しいお話です。ただ私だけで決めてはいけませんよね。すぐ会議を開きましょう。」

「ああ、レクレイ達に話しに行こう。」

「僕も同行していいかな?国王に伝えた方がいいでしょ。」

「はい、お2人とも一緒に行きましょう!」


ソアルは上機嫌で歩き出す。良かったなソアル。うまく行くように祈っておくよ。

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