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対策会議

襲撃の後、ソアルの護衛に俺を残しバウムは大臣や他の側近護衛官を起こしに行った。


「ゲイルさん、何でこんなことになっちゃったんでしょうか。」

「そうだな、魔物の中に人間を敵だと思う勢力があってソアルみたいに人間と仲良くしようと思う勢力が邪魔だと思ってるのかもしれない。でもソアルが気に病むことじゃないさ、俺達が絶対になんとかする。」


ソアルと話しているとパルディアが最初にやって来た。


「魔王様ご無事で何よりです。ゲイルもお疲れ。それにしてもまずいことになりそうですね。まだ犯人の仲間がいるんですよね?またいつ魔王様が襲われるかわからないし、ゲイル達人間の悪いうわさを広めようと別の行動を取るかもしれない。すぐにでも会議を開いて対策を考えないと。」


続いてレクレイ達大臣やプルート達側近護衛官が全員ソアルの部屋の前に集まった。さすがにソアルの部屋で話をするわけにはいかないので会議室に移動する。


「それでは状況を説明してくれるかバウム、ゲイル。」


俺とバウムは犯人がメイリンに変身してソアルを襲ったこと、犯人が企んでいることを話した。


「なんと、その様なことのために魔王様を襲ったのか!」

「人間と戦争を起こす気なのか!」

「でもわからなくもない人間共は再三に渡り歴代の魔王様や多くの同胞を殺して来たしな。」

「何を言うか、そんなことだから人間との争いが続いておるのだ!」

「それにしてもどうするか、また魔王様を襲うやもしれませんぞ。」

「そのために私達側近護衛官がいます。必ず魔王様をお守りしましょう。」

「後は今回の犯人の仲間をどうやって探すかですね。なんとかして次の犯行の前に押さえないと。」


会議は朝まで続いた。そして決まったことはソアルに近づくものは必ずマジックキャンセルのかけることと、城の中の魔物全てを対象に調査を行うことの2つだ。それで犯人の仲間を見つけられるかと言われればそうではないと思うけど、他にいい案が出てこなかったから仕方がない。でも犯人に対して牽制くらいにはなってくれるかな。ソアルの護衛をパルディアに引き継ぎ俺とバウムは休むことにした。眠い。初めての夜の護衛だがいろいろあったし思ったより疲れているのか眠気がどっと出てきた。早く部屋へ帰ろう。ベッドの上で横になるとすっと眠りについた。眠っている間嫌な夢を見た。誰かに後ろから刺される夢だ。昨日の事件があったからだろうか、人間を嫌っているヤツに俺も命を狙われるかもしれないという思いが夢に出てきたようだ。夢から覚めると夕方になっていた。お腹も空いてるし食堂に行こう。今の時間メイリンは居ないか注意した方がいいと一言言いたかったが仕方ないか。料理を食べているとうわさ話が聞こえてくる。今日の昼間早速調査があったようだ。しかし、犯人の仲間は出てこなかったらしい。そんな簡単に出てこないよな、何人いるかもわからないし、それに調査する側にも犯人の仲間がいるかもしれないし。疑ってばかりも気持ちのいいものではないな。何か簡単に探し出せるようなことがあればいいんだけど。


「おお、ここに居たか。」


レクレイがやって来た。


「どうしたんだレクレイ?俺に用事か?」

「ああ、今から謁見の間に来てくれないか?」

「わかった。ちょっと待ってくれ。」


俺は料理の残りを平らげると謁見の間へと向かった。謁見の間にはソアルとパルディア、アーティと兵士が4人居た。アーティからマジックキャンセルをかけられる。


「うん、本物の様だ。」

「よし、イブリースさんお願いします。」


ソアルは剣を抜いた。


「ゲイルさん、すみません。」

「ソアル?」


ズボッ、ドッパア。


体に剣が刺さり血が飛び散る。


「な・・何で・・・。」


俺はその場に倒れ込んだ。

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