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メイリンの回想

この話はメイリンの目線で書きました。

どうも、メイリンです。冒険者やってます。レベルもそこそこ、回復魔法も使えるから仲間になったら結構役に立つと思うんだ。そんな私も一目置いている人がいて名前はゲイルって言うんだ。強いし、優しいし、カッコいい。付き合えたらいいなって思ってたんだけど、次に会ったときは女の子を連れていた。何この子、ゲイルと仲良くしちゃって、ゲイルは渡さないと思って勝負を挑んだんだけど、あり得ない攻撃にびっくりしている間に負けちゃった。もうダメなんだ、ゲイルを諦めないといけないんだと思っていたら、相手の子は一緒に旅しないかと言ってきた。私は一瞬迷った、どういうつもりなんだろうって、でもまたゲイルと一緒に旅ができると思ったら、行くという返事をしていた。それからゲイル、ソアル、レクレイと4人での旅が始まった。ソアルもレクレイも話すといい人だってわかったし、よくよく聞くとゲイルがソアルのこと妹みたいにしか見てないこともわかった。なんだ私早とちりしてたんだ。一緒に過ごす時間が長くなるにつれてソアルとは本当に仲良くなった。最初敵視してたのが嘘みたいだった。そんな時事件が起きた。コレッティの魔法学校でのことだ。教室に突然ドラゴンニュートが現れた。私は倒そうと立ち向かったけど、ゲイルがドラゴンニュートはレクレイだって言う。ゲイル何言ってるの?私を騙していたの?そんな思いが頭の中を駆け巡る。その後宿に戻りゲイルに問いただした。どういうことなんだって。ゲイルが答えに迷っているとソアルも部屋にやって来てこう言った。


「メイリンさん、私実は魔王なんです。」


こんな時に冗談なんて言わないでって最初思った。けど、ゲイルの反応を見るとそれが本当なんだってわかった。どうしよう魔王は倒さないといけない存在だけど相手はソアルだ。ソアルはいい子だし、私達人間を襲うなんて考えられない。頭が混乱してきた。ええい、もう考えるのはやめだ。ソアルとレクレイは仲間だ。そう思うと気持ちが晴れた。考え事なんて私らしくないよね。それからソアルにゲイルと会ったときの話とか、ソアルが転生してきたこととか聞いた。ちょっと待ってと話を止めながらだったけど、ソアルのすごさがわかった。うん、魔王がソアルで良かった。その翌日変身魔法を覚えてレクレイを助けに行くことになった。レクレイが私の姿を見るとちょっと驚いてみたいだった。自分がドラゴンニュートだってバレて敵になったと思ってたらしい。無理もないよね、人間にとっては魔物って倒すべき存在って認識だもんね。でもレクレイは仲間だもんそんなの関係ないよ。それから宿に戻ってレクレイの看病をした。


「メイリン、ありがとう。私やソアル様を仲間だと言ってくれて。」

「何言ってるの、2人ともいい人、いやいい魔物だし。一緒にいて楽しいもん。」

「そうか、ソアル様は喜んでいたことだろう、あの方は人間と仲良くしたいと心から思っている。さすがに全ての人間の前で自分は魔王だとは言えないだろうから、仲間であるメイリンに本当のことを伝えられて良かったと思う。」

「レクレイはどうなの?やっぱり人間は嫌い?」

「私か?そうだな、さすがに私を倒そうとする人間のことは好きにはなれんが、お前のようなヤツは好きだな。」

「そっか、良かった。それにしてもその姿変えた方がいいんじゃない?だってその姿からドラゴンニュートになったのを大勢に見られてるんだから怪しまれるよ。」

「そうか?なら、ソアル様にお願いするとしよう。」

「うん、できればうんとカッコいい姿にしてもらうといいよ。」


それからレクレイのことについていろいろ話を聞いた。魔物の国で大臣をしてることとか、魔物の中でも指折りの剣士だってこととか。レクレイもすごかったんだな。あれ、このパーティーの中で普通なのって私だけ?なんだか劣等感を抱くよ。ソアル達が戻ってきてレクレイの姿を変えることになった。私の要望でレクレイがスッゴいイケメンに変身した。ヤバいレクレイ超カッコいい。ゲイル一筋だったけど、レクレイに浮気してもいいよね、なんて。旅は続きコレッティからヴェライカへ移った。王都はさすがに大きいな。商業エリアは品揃えのいい店ばかりだ。いろいろと目を奪われていたらソアルがそこそこカッコいい男性にぶつかった。そして結婚して下さいと告白を受けている。


「メイリンさん、どうしましょう、どうしましょう。私こんなの初めてで。」

「落ち着いてソアル。」


一目惚れで告白か、あり得なくは無いけれど、なんかありそうだな。ゲイルも疑ってるみたいだし、ちょっと探ってみよう。商業エリアの人々に話を聞くと、王子様は妻が26人もいると言う。早くソアルに教えてあげなくちゃ。私はお城へと向かった。けど、王様への謁見以外お城の中には入れないと門番に止められてしまった。仕方ない何もないことを祈って待つとしよう。それから30分くらいしてソアル達が出てきた。何も無かった様だけど私が王子様のことを伝えると、ソアルは力が抜けた様だ。ハハハ、ソアルには悪いけどなんか笑っちゃうな。翌日、私達はヴェライカの闘技場に行った。闘技場はなんだかワクワクするな。でもこういうの女の子としてはどうなんだろう?まあいっか。私は上級に参加した。私は6連勝できたけど、マスターに出たゲイルは48連勝もしていた。やっぱりすごいなゲイルは。それからヴェライカでの観光も終わり、ソアル達は魔物の国に帰ることになった。皆と一緒にいて楽しかったな。でも、もうお別れなんだ。ソアルは魔王だし、またいつ人間の国にこれるかわからないし、レクレイやゲイルだって同じだ。なんか嫌だな。このまま別れたくないな。


「ねえ皆。私まだ一緒にいたい、魔物の国までついて行ってもいいかな?」


自然とその言葉が出ていた。やっぱりまだ皆と一緒にいたい。ソアル達もそう思っていてくれたのか、一緒に行こうと言ってくれた。スッゴい嬉しい。泣きそうになったけど、なんか恥ずかしいからこらえた。魔物の国ってどうなのかな?皆といればどこだって楽しいよね。ワクワクが止まらない。

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