7 <おしまい>
後日、再び日比野から手紙が届いた。犯人が捕まったらしい。手紙には動機らしいことが書かれていた。どうでもいいことだ。ただ、世間で裁かれない犯罪をこの手で裁きたかったというような内容だ。くだらない。すべて模倣でしかない。
それよりも、
と、二枚目の手紙に目を通す。
芹沢雅。
芹沢蘇芳、芹沢鴇、芹沢菫、芹沢浅葱、芹沢茜、そして篠塚桃花。なぜ、篠塚という姓なのか。
それからその屋敷について。
芹沢学園についても、いくつか内容が書かれている。
けれど、
今はもうどうでもいい。
やらなければならないことがある。
いや、やり忘れがないかを確かめる、というべきか。
とにかく精算しなければならない。
けれど、
それも今は、どうでもいい。
ただ普通に、この学園の生徒として、
ただ普通に……。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ピーチスノウのシリーズですが、今回はちょっと例外的な話でした。そして多分、短編を除くともっとも短い話かと思います。
次回はもう少し学園ミステリらしく……なる予定ですが、「篠塚桃花&甲斐雪人」の事件と「笠倉岬&日比野重三」の事件がほぼ同じ時間軸で発生することもあり、今までのように一気にUPではなく、2つの事件を交互にUPする形になる、予定です。二作同時にあげるので少し時間が掛かるかもしれませんが、今後共お付き合いいただけると幸いでございます。
なつ。




