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『残された試写室』(未公開作品)

作者: 天川裕司
掲載日:2026/11/06

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(ユメノ記)

https://www.youtube.com/@%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%83%A9-v5x/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪


(通常動画)『残された試写室』


登場人物

•久我(くが):大手映像制作会社「クリエイト・ビジョン」の専務。冷静沈着で、表情をほとんど崩さない男。

•牧野(まきの):試写会に参加した男性。ごく普通の会社員。

•佐伯(さえき):大手広告関連会社「アークス」の社員。業界内で高い実績を残している。

•刑事・黒田(くろだ):殺人事件を担当するベテラン刑事。

•社員・三浦(みうら):映像制作会社の技術担当。試写会の運営にも携わっている。

________________________________________


【シーン1:大手映像制作会社・試写室】

(都内にある巨大な映像制作会社。最新設備を備えた試写室には、関係者や招待客など十数名が集まっている)

三浦「本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます。今回の試写会では、弊社が制作した最新映像作品をご覧いただきます」

(照明が落ち、スクリーンに映像が流れ始める)

(約20分後、上映終了。会場に明かりが戻る)

久我「皆様、本日はありがとうございました。ご感想などございましたら、後日アンケートにてお聞かせください」

(参加者たちが次々と退室していく)

久我「牧野さん。少しだけお時間をいただけますか?」

牧野「え? 私ですか?」

久我「実は、まだ公開していない試作品がありましてね。よろしければ、個別にご覧いただきたいのです」

牧野「私でよければ、構いませんけど……」

(ほかの参加者が全員退室する。試写室には久我と牧野だけが残る)

________________________________________

【シーン2:秘密の映像】

(久我が別の映像データを再生する。スクリーンには、抽象的な風景や人物のシルエット、街並みなどが映し出される)

牧野「これは、さっきの作品とは雰囲気が違いますね」

久我「ええ。まだ実験段階の作品です。映像の印象や心理的な反応を調べているところでして」

牧野「実験ですか?」

久我「そうです。少々特殊な演出を加えているんですよ。一般公開する予定はありません」

(映像には、一瞬だけ特定の言葉や人物を連想させるイメージが挿入されている。しかし、通常の視聴ではほとんど認識できない)

(数分後、上映終了)

久我「いかがでしたか?」

牧野「うーん……不思議な映像でしたね。特に何か感じたわけではありませんが」

久我「そうですか。ご協力ありがとうございました」

牧野「こちらこそ。貴重なものを見せていただきました」

(牧野が退室する)

(久我は無表情のまま、停止したスクリーンを見つめている)

久我「……さて、どうなることやら」

(机の上には、試作品のファイルが置かれている。タイトルは『PROJECT S』)

________________________________________

【シーン3:数日後・殺人事件】

(夜の住宅街。路地裏に男性が倒れている。被害者は佐伯。通報を受けた警察が現場に到着する)

黒田「被害者は佐伯。アークス社の社員か……」

三浦「はい。うちの会社とも長年取引のある提携会社の社員です。業界ではかなり有名な方ですよ」

黒田「何かトラブルでも?」

三浦「特に聞いていません。仕事上の付き合いはありますが、個人的な問題までは分かりません」

(現場検証が進む)

黒田「凶器に付着した指紋が確認できた。持ち主を調べてくれ」

(後日、警察署)

黒田「牧野さん。あなたの指紋が、凶器から検出されました」

牧野「……え?」

黒田「佐伯さんと面識はありましたね?」

牧野「はい。でも、殺してなんかいません!」

黒田「事件当日の行動についても、説明していただきます」

(牧野は動揺し、言葉を失う)

(その後、現場周辺の防犯カメラ映像や物証から、牧野が事件当時に現場にいたことも確認される)

(牧野は逮捕される)

________________________________________

【シーン4:警察の取り調べ】

黒田「あなたは、なぜ佐伯さんを殺害したんですか?」

牧野「分かりません……。自分でも、何が起きたのか……」

黒田「分からないでは済みません。被害者との間に何があったんですか?」

牧野「昔、仕事で少し関わったことはあります。でも、恨んでいたわけじゃないんです」

黒田「では、なぜ殺した?」

牧野「……あの日から、頭の中に何かが残っているんです」

黒田「何か?」

牧野「映像です。あの試写会で見た映像……。何度も同じ場面が頭に浮かんで、佐伯という名前が離れなくなったんです」

黒田「試写会?」

牧野「久我専務に頼まれて、私だけ別の映像を見せてもらいました。その後、佐伯を見かけたとき……突然、どうしても消さなければならないと思ったんです」

黒田「映像を見たから人を殺したと?」

牧野「信じてもらえないと思います。でも、本当に自分でも理解できないんです!」

(黒田は黙って牧野を見つめる)

________________________________________

【シーン5:専務への事情聴取】

(数日後、警察署。久我が任意で事情を聞かれている)

黒田「久我専務。事件の数日前、牧野さんに特別な映像を見せたそうですね」

久我「ええ。社内で制作していた試作品です。彼が映像に興味を示したので、参考までに見てもらいました」

黒田「その映像には、何か特殊な仕掛けがあったんですか?」

久我「特殊な仕掛け? どういう意味でしょう」

黒田「例えば、サブリミナル効果を利用した映像など」

(久我は少しだけ笑う)

久我「映画や広告の世界では、昔からそうした話がありますね。ただ、映像を見せただけで人間が殺人を犯すなんて、現実的ではないでしょう」

黒田「その映像のデータを確認させてください」

久我「構いませんよ。ただ、研究段階のものですので、社内の技術担当に確認しておきます」

(警察は映像データや制作記録を調べるが、決定的な証拠は見つからない)

(映像の中に一瞬だけ挿入された不可解なカットは確認される。しかし、それが殺人を促す意図で制作されたものなのか、偶然の演出なのかを立証することはできなかった)

________________________________________

【シーン6:誰にも知られない動機】

(夜。久我の自宅。書斎の机には、佐伯の名前が記された古い業績資料が置かれている)

(資料には、佐伯が過去に手掛けた大型プロジェクトや業界での受賞歴が記載されている)

久我「……たいしたものだ」

(久我は資料を見つめる)

久我「同じ業界にいながら、なぜあいつだけが……」

(久我は佐伯の実績を長年羨んでいた。しかし、その感情を誰にも見せたことはなかった)

(会社でも、佐伯とはほとんど接点がなく、周囲の人間は二人の間に何かがあったとは考えもしない)

(久我は資料を引き出しにしまう)

________________________________________

【シーン7:真相】

(再び、会社の試写室)

(久我が一人で『PROJECT S』の映像を再生する)

(画面には、例の不可解な映像が流れている)

久我「……まさか、本当に反応するとはな」

(久我は椅子に座り、静かに画面を見つめる)

久我「最初は、ただの実験だった。人間の心理に、どこまで影響を与えられるのか……それを確かめたかっただけだ」

(久我は映像を停止する)

久我「牧野が選ばれたのも偶然。佐伯を殺したのも、偶然……」

(しばらく沈黙)

久我「いや……偶然という言葉で片付けるには、あまりにも都合がよかったな」

(久我は小さく笑う)

________________________________________

【シーン8:エンディング】

(数週間後。会社のオフィス)

三浦「専務、次の新作映像の件ですが、試写会の日程が決まりました」

久我「そうか。では、予定どおり進めてくれ」

三浦「承知しました」

(久我は窓の外を眺めながら、いつものように仕事を続けている)

(その頃、牧野は殺人容疑で起訴され、事件は解決したものとして報道されていた)

(警察は久我の関与を疑うことなく、捜査を終えていた)

(画面が暗転する)

ナレーション:

「一人の男が殺人を犯した。

凶器には指紋が残り、防犯カメラにも姿が映っていた。

警察にとって、それは疑いようのない事件だった。

しかし、本当に殺人を計画した人物は、最後まで罪に問われることはなかった。

彼が抱いていた嫉妬も、映像に込められた意図も、誰にも知られないまま。

そして今日も、彼は何事もなかったように、新しい映像作品を作り続けている。

あの試写室で、何が起きたのかを知っているのは、ただ一人。

……真犯人だけだった。」



【YouTubeチャンネル:ユメノ記】

https://www.youtube.com/@%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%A6%E3%83%A1-v5x/videos

こちらから、ぜひどうぞ(^^♪




少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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