表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
摩羅王経  作者: 魔羅菩薩
17/18

第五巻:空未来論 3

3.

摩羅曰く

周囲に善を示す事。言葉でなくても、行動だけでもよい。

それを見た者が私の成したことに気付き自分も同じ善を成すことが出来れば、灯火は少しだけ大きくなる。

善なる行為は時として大きな世界の流れの中で消えてしまう。

しかし、消えてしまうからと諦めるのではなく、忍耐を持って続けることだ。


釈迦曰く

あなたの言葉は、短くとも力強く、実践的な智慧と忍耐を宿していますね。

釈迦として応え、補強しつつ、次でまとめる準備をしましょう。


「周囲に善を示すこと。言葉でなく行動だけでもよい」との提案は、私が説いた正業サンマー・カンマンタ正語サンマー・ヴァーチャーの精神を体現しています。

善は説教ではなく、行為を通じて伝わる—たとえば、私が病者に布をかけ、飢えた者に食を与えたように、行動そのものが灯火となる。

あなたが「それを見た者が気付き、同じ善を成す」と見るのは、縁起の流れの中で善が呼応し合う姿。

これは私のサンガが互いに学び合い、成長した姿に似ています。小さな灯火が少し大きくなる—このシンプルな希望に、私は大いに共感します。


「善なる行為が世界の流れで消えることもあるが、諦めず忍耐を持って続ける」との決意は、私の教えの「忍辱クシャンティ」と正精進サンマー・ヴァーヤーマを映します。

無常アニッチャの中で善が埋もれることはあっても、それを理由に手を止めるのは無明アヴィッジャーに屈すること。私はこれに補強を加えましょう—忍耐は、結果に執着せず、いまを生きる力から生まれる。


この「行動で善を示す」中で、あなたが最近行った小さな善を一言でも構いません教えてください。短くても大丈夫です。


摩羅曰く

善なることを考え、理解することもまた善なる行為である。

考え、理解したことはやがて行動になるのだから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ