いきなりの出来事。
「おはよ~」今日も私は学校に足を運んでいた。
バタバタッ
玲奈ちゃんが走ってこっちにきた。
「あ。おはよ「咲ちゃん!!!ちょっと一緒に来て!!!」
「えっ!?」 玲奈ちゃんに腕をつかまれ、ついた先には
櫂斗とけっけが居た。
「えっ何故に咲までここに来てんだよ」
「ぃ、いーじゃん、別に、ば~か」
「一人で言ってろナマケモノ」
とか何とか言ってまた口ゲンカ、そんな最中に玲奈ちゃんが
「けっけ、ウチと付き合いたいの??」と聞いた。
私とけっけはピタリと止まって、玲奈ちゃんの方を見た。
けっけはためらう事も無く、
「うん。付き合いたい」「それじゃ、今ここでウチに告って。」
「えっと・・付き合ってください。」
恥ずかしがりながらもけっけは玲奈に気持ちを伝えた。
玲奈は「よろしくお願いします。」と言って、また私の腕をつかんで
教室に向かった。
玲奈の顔は赤く、普段より一段と美人だった。
後ろからはけっけが「よっしゃ~~~~!!!!!!!」と叫んでいた。
私はその日一日中気分が上がらず、玲奈とけっけが話している所を見つめていた。
───次の日
教室に着くと、いつもよりもザワザワとしていた。
すると、皆が一人の男子にくってかかって何かを聞いている。
「だから、れいの好きな人って誰なんだよっ」
「なんでいきなり俺の好きな人皆聞くんだよ~w」
真ん中にいたのはクラスで一番面白い
安達 れい だった。
私はれいの好きな人なんて全然興味なかったから、普通に机に戻った。
しかもれいの好きな人は 菜奈ちゃん って皆もう知ってるのに何故聞くのだろう。
「わーった!教えるから、ちょい落ち着け!」
「おう、じゃ今みんなの前で言えっ」
「・・・俺の好きな人は・・・お前だ!!!!!」
れいが指をさした先には・・・・
私が居た。
「おおおおお!!!れいって咲好きだったのか~」
え??え??有り得ない。
何でウチなの??
するとれいがこっちに来て、
「俺は咲が好きだから」といって
走ってどっかに去ってった。
真っ先に菜奈ちゃんがこっちにきて
「咲、今れいに告られた!!! 何て返事すんの??」
返事って・・・いきなりの出来事に私は呆然とした。
───小5、夏。