1章〜戦闘前〜
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さて、彼はどうなってしまうのか?
現在、少年はグネヴィアと戦闘する場所まで移動中である。その前にいるセンスィスとゼルフの後を追って。
「それにしても、運が悪いねよね。」
そうぼやいたゼルフにセンスィスも続く。
「まったくだ。しかし、逆に幸運かもしれないな。」
「どういうことですか?」
少年は、訳がわからなかった。その少年の疑問をセンスィスとゼルフは驚いていた。
「知らないのか?彼女は現ラテルラ王国の王の双子の長女ラテルラ・グネヴィアだよ。」
そう答えたセンスィスに少年は(ある意味)納得していた。
「すみません。名前は聞いたことがあるのですが、お顔を見たことが無いので。」
「ほーぉ。では、あまり新聞とかを読まないタイプか。」
そう聞いてきたゼルフに少年は微笑みながら答えた。
「まぁはい。そうですね。それは、そうと…」
少年は、回りを見渡した。現在彼らは、廊下を歩いている。そして、当たり前だが生徒もいる。全員女性だが。そして生徒達は、少年の方に目がいっている。
「…なんか、回りからの視線が凄いのですが…」
「気にしたら負けだ。そもそも、いつまでフードを被っている。今は室内だぞ。そりゃ回りからの視線が凄いさ。」
ゼルフからそう言われ少年は改まって自分の姿を見た。確かにこれは怪しいと思われても仕方がなかった。
「話しは変わるが、君のその力。まだ私達は信じていない。」
センスィスをそう告げた。そう言われた少年は腰に吊るしてある刀に手を触れた。
「だからこの試合で見せてくれ。そして回りを驚かせてやれ。」
センスィスがそう告げた。そして少年は真っ直ぐ向き返事をした。
「はい!」
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次回〔1章〜戦闘①〜〕(仮)