テスト明け
二日連続で更新が遅くなってしまい申し訳ないです。
今回は少し短めです。
宜しくお願いします。
「終わった(意味深)~~」
テストが終了後、俺は呟いていた。
「お疲れ様。進級できそうかい?」
佑真が声をかけてくる。
テスト勉強をしていたらあっという間に十二月になってしまった。
俺は佑真といることが更に増え、他の生徒からは遂に破局か、ハーレム崩壊かなど好き勝手言われていた。
「たぶんな」
俺は溜め息を溢しながら告げる。
本当はテスト前までにクリスマスに美姫か唯どちらかを選んデートに誘おうと考えていた。
そして、誘う前に選ばなかった方には自分の思いを伝え断ろうと。
「やっぱり誘えてないのが気になってるの?」
佑真は呟く。
「まぁな」
俺は言葉を返す。
誰を選んだかは彼には伝えていない。
自分の気持ちを伝えるのは二人が最初だ。
だが、二人に避けられている(?)為に何も切り出せずにいて物凄くモヤモヤしていた。
「ねぇ、澪君」
「ちょっといいかな?」
噂をすればってやつだ。
唯と美姫に声をかけられた。
「ああ」
たぶん、大したことではないだろう。
「場所を変えてもいい?」
美姫の言葉に自分の顔が強張るのを感じた。
全然たいしたことでは無さそうであった。
「分かった。屋上に行こう」
俺は二人を連れて教室を後にした。
「ここなら他に人はいないだろう」
屋上に到着し開口一番そんなことを呟く俺。
だが、内心かなり焦っていた。
「クリスマスって空いてる?」
唯が訊ねてくる。
「ああ、空いてるよ。何て言ったって独り身だからな!!」
俺の口、黙ってろ。
「なら、私達と一緒にデートしてもらえませんか?」
美姫が告げる。
「え、いいのか三人で?」
俺の口が元に戻る。
驚きのあまり戻ったのだろう。
「うん。せっかくなら三人がいいかな~って」
唯は告げる。
これは彼女達の優しさなのだろう。
「分かった。三人でしよう。デート」
俺は覚悟を決めて告げる。
デートの最後に答えを告げよう。
「決まりだね」
唯は笑顔で告げる。
その後、俺達は詳しい時間などを決めて別れた。
『へぇ~、決めるんだ』
「これ以上長引かせたら彼女達を傷付けるからな」
『優しさに甘えてた癖に』
「ぐふっ!!」
言葉のボディーブローが炸裂する。
『で、その日の午前中は空いてるよね?』
鈴音は訊ねてくる。
電話の相手は妹の鈴音だ。
決めたことを告げていた。
勿論、選んだ相手は教えていない。
「空いてるけど・・・・・・」
俺は呟く。
二人とのデートは一時から、その為午前は空いている。
『なら、デートの服見繕ってあげる。十時に駅前集合。じゃあね』
鈴音は早口で告げ電話を切る。
「あ、ちょい、おい、待て」
俺の言葉を電話の切断音に遮られる。
こうして、俺の人生を変えるかもしれない日、三人とデートをすることが決定した。
さて、これでフラグは立ちました。
澪は誰を選ぶのだろうか?(選択権は作者である私が持っているんだけどなぁ~)
コメント欄に推しヒロインの名前を書いてくれたらそのヒロインになるかも!?(コメント稼ぎじゃないよ、本当だからね)
さて、次話は明日更新の予定です。
宜しくお願いいたします。




