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50話

更新しました。 

記念すべき五十話(笑)

宜しくお願いいたします。


「何してるのおにぃ?」


 俺と佑真は鈴音の声を聞き、聞こえた方向へとハッと振り向く。

 三人は水着姿で現れていた。

 だが、今の会話が聞かれていたかも知れないということがあり水着姿に関して何も感じない。

 というか、水着姿なのにあまり気づいていない。


「いつからそこにいた?」


 俺は動揺を隠しながら聞く。


「私は二人がハイタッチしてた時からだよ。何を言ってるかは分からなかったけど」


「私もです」


 唯と一城さんが答える。

 俺はふぅと安堵の溜め息を溢す。


「ついさっき。ロマンとか訳のの分からないこと言ってたじゃん。で突然男の友情(ホモホモしい)ことしたから声かけたの。おにぃ、お願いだから佑真先輩まで同じ道に引き込まないで。おにぃとは格が違うのわかってる?」


 鈴音は蔑む目で俺のことを見ながら言ってくる。

 ヤバい所は聞かれていなかったからそっと胸を撫で下ろす。

 しかし、サラッと酷いこと言ってきたな。


「ホモじゃないし引き込んでもいねぇよ」


 俺は少し苛立ちの含んだ声で告げる。


「そうだよ。僕も澪も普通に女の子が好きだからね」


 佑真も俺の言葉に同意しながら三人を一瞥する。


「三人共、水着可愛いね。似合ってるよ」


 佑真は話を反らすようにイケメンスマイルで感想を告げる。

 三人共顔を赤くする。

 俺が言ったら人によってはキモいなどと言ってくるだろうが佑真が言ったら殆どの女性が顔を赤く染めるだろう。

 イケメンってズルいな・・・・・・


「三人とも似合ってるな」


 三人の水着姿を見ながら呟く。

 唯と鈴音は普通のビキニ、一城さんはタンクトップビキニだった。


 俺は鈴音の肩にポンと手を置き告げる。


「鈴音、まだ希望はあるから大gy(殴」

 

「おにぃのバカ!!」


 鈴音は顔を真っ赤にしながら叫ぶ。

 唯と見比べ、余計なことを言ってしまい殴られた。

 グーで。

 ホモとか言われたお返しだったのに殴られるとは。

 

 唯程の大きさにはならないだろうがまだ成長はするだろう。

 年齢相応だろうし・・・・・・

 俺は殴られた頬を擦りながらそんなことを考えていた。

 一城さんが流れ弾に被弾したことに気付かずに・・・・・・


「みんな、折角だから泳ごう!!」


 被害が無い唯が叫び海に駆け出す。

 

「おにぃ、死ね」


 鈴音はご機嫌ナナメなまま告げ唯を追いかけていく。


「・・・・・・へぇ~大きいのがいいんですね。やっぱりそうですよね」


 一城さんが何かブツブツ呟きながら海へと歩いていく。

 何を言っているのか聞き取ることができなかったが雰囲気が物凄く怖かった。


「僕たちも行こうか」


「おう」


 俺は佑真の声に答え、砂浜を走りだした。 


☆☆☆


 海を泳ぎ、ビーチバレーを楽しみ、首から下を埋められ、多くの遊びを楽しんだ時には日は沈みかけていた。


「楽しかった~~」


 唯は言いながら伸びをする。

 あそこが揺れててちょっとあれだ。そう、あれだ・・・・・・


「疲れましたね。戻ったらちょっと早いけど晩御飯にしましょう。私作りますね」


 鈴音が提案する。


「あ、私も手伝います」


 一城さんが笑顔で(死の宣告を)告げる。


「だ、大丈夫だよ。俺が鈴音を手伝うから」


 俺は焦りながら言う。


「私もたまにはおにぃと料理したいな。一城さん配膳をお願いしてもいいですか?」


 鈴音も俺の様子や唯、佑真の表情から何かを察してくれた。


「分かりました。お願いします」


 一城さんは大人しく引いてくれた。

 良かった。


「澪、食材は冷蔵庫に入っているから好きなのを使ってくれ」


「了解!!」


 

 建物に戻りシャワーを浴びた後、俺達は晩御飯の準備を始めた。



次話は明日更新の予定です。

宜しくお願いいたします。

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