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演目決め

更新しました。 

宜しくお願いいたします。


 文化祭の出し物が演劇に決まった翌日、詳しい内容を決めるためクラスで話し合いが行われようとしていた。


「それじゃあ、今日はやる演目と出来れば配役を決めたいと思います」


 唯が上手くクラスの面子をまとめながら話を進めていく。

 その結果、白雪姫とロミオとジュリエットの二つが候補として残っていた。

 だが、意見が真っ二つに割れてどちらにするか選べずにいた。

 硬直状態が暫く続く思われたその時、


「今まで意見があがったやつを元にしてオリジナルの演目作らない?」


 一人の女子生徒が光をもたらした。

 発言したのは吉田さんという人だった。


「脚本とかはどうするの?」


 唯が訊ねる。


「私でいいなら書きます。一応演劇部なので」


 吉田さんが答える。

 その言葉を聞いた途端、クラスが一気に盛り上がる。


「オリジナルとかスゲー面白そうじゃん」


「何か面白そうだね」


 皆が口々に感想をもらす。


「じゃあ、オリジナルをやるってことでいいね?」


「「「「「異議なし!!」」」」」


 皆、疲れのためか興奮の為か分からないけど全員が声を合わせ答える。


「吉田さん、今予定している登場人物を教えてもらってもいいかな?」


「はい、えーと」


 唯の言葉に返事をして言葉を続ける。


「予定している登場人物は

 お姫様

 王子様(勇者)

 お姫様の兄

 魔王

 そして、モブです        」


「「「「「おかしいだろ」」」」」


 吉田さんの言葉にノリの良い生徒達が突っ込む。

 吉田さんは言葉を華麗にスルーしながら説明を続ける。


「ストーリーは魔王に拐われたお姫様を王子様が助けに行くという内容です」


「「「「「白雪姫とロミジュリは!?」」」」」


 またも数人が突っ込む。


「そして、魔王と王子様は禁断の恋に落ちて・・・・・・フフフ、フフフフフフ」 


 完全に自分の世界に入っていた。


「あ、あの吉田さん?」


 唯が顔をひきつらせながら声をかける。


「ご、ごめんなさい」


 吉田さんは唯の声でこちらの世界へと戻って来た。


「主要人物四人とモブ十五人がこの劇で必要な人数です」


「「「「「はぁ~~~~」」」」」


 突っ込むのに疲れた男子達、呆れた女子達が深いため息を溢した。

 

「じゃ、じゃあ出る人決めていこうか」


 唯の言葉で話し合いは進んでいく。

 既にクラスの大半はやる気を無くしていた・・・・・・

いかがでしたでしょうか?

作者的に楽しく書かせていただいたのですが読んでくださっている皆様が楽しんでいただければ幸いです。

今回の話は短くて申し訳ないです。



次話は明日更新の予定です。

宜しくお願いいたします。

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