何もなかったように日常は進む
更新しました宜しくお願いいたします。
翌日、目を覚ました俺は携帯を見た。
携帯には唯からの何十件もの着信が表情され、メッセージではごめんなさいと何度も送られて来ていた。
『悪い、昨日のことは忘れてくれ。俺も気にしないようにするから』
俺はメッセージを送り鏡を見る。
鏡には目を赤く腫らした顔が写っていた。
「学校は、休むか・・・・・・」
俺は学校に欠席連絡を入れて一日中眠り続けた。
昨日のことを忘れるために・・・・・・
次の日の朝、携帯には三通のメッセージが来ていた。
一通目、佑真から
『今日澪も宮内さんも休んでたけど何かあったのかい?大丈夫か?』
二通目、一城さんから
『篠原君、学校休んでいましたが大丈夫ですか?』
三通目、唯から
『わかった』
俺は佑真と一城さんに返信して制服に着替える。
ご飯を食べる時間は無いためそのまま玄関に向かう。
「いってきます」
誰もいない家に告げ、学校へと向かった。
学校に着くと、下駄箱の中に一通の手紙が入っていた。
差出人は唯だ。
『朝、屋上に来てください』
それだけ書かれていた。
屋上に向かうと唯が居た。
「澪、あの、さ・・・・・・」
唯が何かを口にしようとする。
「唯、一昨日は悪かった。まだ、詳しくは話せない。話す勇気がない。だけどいつか話すからそれまで待っててくれないか?」
俺は唯の言葉を遮り告げる。
「うん。それまで待ってるね」
唯は去っていった。
☆☆☆
「おはよう。今日文化祭について話し合いをするみたいだよ」
佑真は俺の表情から何かを察したのか昨日の事には触れず挨拶をしてくる。
「おはよう。まだ夏休み前なのに早くないか?」
俺は挨拶を返しながら疑問を口にする。
「夏休み迄あと一週間ちょっと、この辺りで決めとかないと夏休み期間中に準備できないからだと思うよ。食品関係は指導を受けないといけないみたいだから」
俺の疑問に丁寧に答えてくれた。
「あ、佑真、昨日の分のノート見せてもらってもいいか?」
「昨日は授業はなかったから特に何も」
「わかった。ありがとう」
「おはようございます篠原君。文化祭の事はもう聞いたみたいですね。篠原君は何をやりたいですか?」
「俺は・・・・・・」
一城さんも昨日の事には触れず話しかけてくる。
その会話に唯が遠慮しがちに参加してくる。
俺は普段通り唯に話を振り、四人で会話を楽しみながらホームルームが始まるのを待っていた。
あまり進展の無い話で申し訳ないです。
次話は明るい内容になっています。
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お願いだから投票して~(笑)
次話更新は明日の予定です。
宜しくお願いいたします。




