勉強 in〇〇〇〇の〇〇
更新しました宜しくお願いいたします。
「どうしてこうなったんだっけ?」
俺は部屋の中で呟いていた。
この部屋は自分の部屋ではない。
自分の部屋なんかよりずっと綺麗に整理されており、所々女子らしさが見え隠れしている。
しかも、良い匂いがしたりしていて・・・・・・
「お待たせしました」
扉が開く。
自分をここに連れてきた人物が姿を表した。
☆☆☆
「それじゃあ始めましょうか?」
「お願いします」
俺は一城さんに勉強を教えてもらう為、席に座っていた。
一城さんは俺の机に自分の机を寄せてくる。
「一城さんは前で良くないですか?」
隣に来られたことに少しドキドキしながら聞く。
「前だと私が教えづらいので」
彼女は答えると物理の教科書を開いた。
一城さんが俺の為に必死に勉強プランを考えてくれた結果、物理や化学などの理系科目を教えてもらい、国語と世界史、留年ラインにかかってない副教科は俺が自分でするということになったのだ。
「じゃあ、まずこれですね」
彼女は解説しながら教科書を読み進めて行く。
彼女の教え方が良いため授業の時よりも理解して進むことができる。
一城さんが俺のペースに合わせて分かりやすく教えてくれるため勉強への拒絶反応は起きずに済んだ。
「お、やってるな澪君。一城さんと一緒にやってるのは予想外だったが・・・・・・悪い、邪魔したな」
先生の言葉を聞き一城さんは顔を真っ赤にしてフリーズする。
「勉強してるところ申し訳ないんだが、今日先生達の会議があるから下校してくれ」
「分かりました。それと先生、変なルビ振りませんでした?」
俺はフリーズする一城さんを放置して荷物を片付けながら先生に告げる。
「気のせいだろ?まあ、澪、一城さんはテスト順位学年一位に君臨するお方だ。しっかり教えてもらえ」
先生はそのまま去って行く。
先生に言葉を返すことは出来なかった。
俺は彼女の成績を聞き驚きのあまり言葉を失っていたのだ。
「一城さん学年一位ってマジですか?」
俺は恐る恐る彼女に問う。
「え、あ、はい。一位でしたよ」
彼女はフリーズから立ち直り誇ることもなく告げる。
「ちなみに得点って教えてもらえたりします?」
「教えると篠原君が泣いちゃいそうなので教えません」
彼女はイタズラっぽく笑うと荷物を整理して立ち上がる。
「勉強するのに良いところがあるのでついて来てください」
俺は一城さんの言葉に従って教室を後にした。
一城さんと他愛もない話をしながら住宅街を歩いて行くと(喫茶店にでも行くと思っていた)、ある一件の家の前で止まった。
「入ってください」
彼女の言葉に言われるままに従い入って行き現在へと至る。
「お待たせしました」
扉が開き、青色のワンピースに身を包んだ一城さんが姿を表した。
普段とは違う様子の彼女に思わず見惚れる。
「今この家には誰もいませんから遠慮しなくて大丈夫ですよ」
彼女はサラッととんでもない言葉を放つ。
誰もいないとかアウトですよ・・・・・・
「ありがとう。それじゃあ勉強始めよう。先生お願いします」
とりあえず勉強をしないと思考がアウトな方向に向きそうなので意識を勉強の方向へと向ける。
「それじゃあ、次は化学やりましょう」
彼女は自分のノートを取り出しながら呟く。
「教科書は?」
俺は化学の勉強道具を一通り出しながら聞く。
「化学はノートだけで十分です」
一城さんは答えるとノートを開き俺の隣に腰かける。
彼女が体が触れる位置まで近づいてきた。
「えーと、化学では・・・・・・」
彼女は何も意識していないのか何のこともないように解説を始める。
俺は、彼女の誠意に答えるため気持ちを切り替えて勉強に向き合う。
その後、彼女にずっと解説をしてもらっていたが、一城さんの事を意識しすぎて何一つ頭に入ってこなかった。
本当に申し訳ない。
何とか一日一投稿を守るためキリの良いところまで書き終えて投稿しました。
話があまり進んでなくて申し訳ないです。
次回かその次の回までで皆さんが感じているであろう疑問(?)、伏線(?)を解決(?)、回収(?)出来ると思います(澪の過去ではないよ)。
☆お知らせ☆
ブックマーク350突破を記念して第一回キャラランキングを開催したいと思います。
ルールは一人二票まで、コメント欄もしくは活動報告の所のどちらか片方に好きなキャラ名を投票してください(理由はあってもなくても大丈夫です)。
一話とかしか出てきていないキャラでも大丈夫です。
名前がわからないキャラ等居ましたら特徴等書いてもらえれば判断出来ると思います。
同じキャラに二票投票していただいても構いません。
投票が無かったら泣きます(笑)
期限は決めていませんのである程度集まったらと考えております。
質問等ございましたらコメント欄のほうに宜しくお願いいたします。
多くの方に投稿していただければと思います。
次話は明日投稿の予定です。
宜しくお願いします。




