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日が変わり

ブックマーク、評価ポイント日々上がっていて嬉しいです。

 展開が遅いため文章を読むのが苦手な方には辛いかも知れませんがもう少し耐えていただければと思います。


「起きてください、篠原君朝ですよ。遅刻しますよ、起きてください」


 まだ、眠気のせいで覚醒していない頭に綺麗で甘い声が響く。


「あと五分、五分だけ寝かして」


 俺はまだ寝たいと欲望に勝てず布団にくるまる。


「起きてください、朝ご飯出来てますから」


「ちょっとまて、誰が作った?」


 俺は一城さんの一言で一瞬で睡魔が飛び覚醒する。


「私だよ、早く起きなさいよ、バカ。インターホン押しても反応無かったから心配したじゃない」


 唯がエプロン姿で現れる。

 大きな胸がエプロンを押し上げていて、なんというかエロい・・・


「ジーーー」


 唯が俺の視線に気づいたのかジト目で見つめてくる。


「ヒィ・・・・・・」


 一城さんと目が合い息を飲む。

 氷のように冷たく鋭い視線を向けられていた。


「ヘェ~~、大きい人が好きなんですね・・・・・・」


 一城さんはそれだけ告げるとリビングと思われる方向へと向かって行く。


 ☆☆☆


 リビングへ向かうとまるで旅館のような朝食が用意されていた。


「さすがだな、朝からこんなご飯食べるのいつぶりだろ?いつも自分で作ってるからな・・・・・・」


「篠原君のご両親はいつもいないんですか?」

 

 俺の言葉に一城さんが反応する。


「澪の両親は基本的に海外にいるから・・・・・・」


 唯が俺の代わりに答える。


「ま、それはいいとして、二人ともなんで家に入ってきてるの?鍵かけてたよね?」


 俺は、起きてからずっと疑問に思っていたことを問う。


「ちょっとピッキングさせてもらいました」


 どこらか道具を取り出し笑顔で告げる一城さん。


「え?」


「冗談です。宮内さんが鍵の場所を見つけたんです」


 笑顔のまま告げる。

 いや、今魔法のようにピッキング道具が・・・・・・


「てか、なんで唯は隠し場所知ってるんだよ?」

 

「あんな場所にあれば誰でも分かるよ?」


 唯は当たり前みたいな顔で言う。


「わかるか普通?」


「正直、わからないですね・・・・・・」


 俺は、鍵を庭に置いてある小さい犬の置物のお腹の中に入れている。

 外部からは見ることが出来ないし、取り出すには置物を退けてから置物の中を凝視しないと見えない筈だ。


「ま、いいじゃん。早く食べて学校行こう!!」


 唯のやつ明らかに話そらしたな・・・・・・


 俺はそんな感想を抱きながら昼食を食べ、学校へと向かった。


 ☆☆☆


 両手に花という状態で登校していた時、近所の人達の視線が痛かったことはさておき、今日も普段通り学校を終え、体育祭へ向けて練習が行われていた。


「とりあえず、鳥籠からやろう」


 佑真が指示を飛ばす。

 サッカー部の面子も従い行う。

  

 この練習は数人でグループを作り中に鬼(ボールを取る人)を入れ、鬼に取られないようにボールを回すという練習だ。


 この練習を終えたあと、ドリブルやシュートなどの体育の授業でやるような練習をして練習を終えた。


「お疲れさん」


「お疲れ、無理はしちゃ駄目だよ?」


 佑真に声をかける。

 彼はそんなことを言ってくる。


「なんのことだ?」


「わかってるだろ?あー、それと宮内さんや一城さんの練習見に行ってあげな。彼女達も喜ぶと思うよ」


「俺に女子だらけのところに突撃する勇気はないよ・・・・・・」


 俺は呟きながら佑真の元をサボる。


 

 そして、結局、彼女達の練習場へと足を運んでいた・・・・・・


多くの方に読んでいただき光栄です。

暖かく見守っていただければと思います。

気になる点等ございましたらコメントいただけると幸いです。



ここでお詫びを

前回の後書きでこの話でヒロイン達の種目がわかるとか言っちゃってましたがまとめかたの問題で種目判明まで持って行けませんでした。

すいません。次回には必ず分かるので・・・・・・


次話は明日更新の予定です!!

宜しくお願いいたします。

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