莫迦之歌
いにしへのばかのうた
我国に 神の御子ぞ 出でてより
千代に八千代に 栄えあり
武士の 猛りはあれど 諸共に
陛下を支えて 幾千年
命を賭して 支えたる
あの輝かしき 高御座
我国は 日が東に 出でてより
民と共に 興りたり
南北の 分かれはあれど 皆共に
陛下を支えて 幾千年
命を賭して 支えたる
あの輝かしき 高御座
我我は 種子島より 起きてより
幕府の末に 出会いたり
南蛮と 文化や技術や 諸々に
日本を支えて 幾夜経つ
命を賭して 支えたる
この素晴らしき 大進化
我が身はすべて報国の ただその為にありつるぞ
何が何でも身を賭して 一身躍どりて護らまほし
此の身はすべて君が為 只其れが為にありつるぞ
何か事などありつれば 此の身は直ちに飛び出て
恩に報いるかくばかり 忠君の思いを引き連れて
共に行きてし戻りなし かくほどにすべきと人の
問ひつれば直ちに首ぞ 狩らまほしとさえ思ゆる
夷敵打ちたる我等こそ 真に愛国忠君の真の武士
しやらくせえ 偽者の義士 高楊枝
報いられる恩 朕になし
でたらめの いにしへ日本語 大和魂
犬も喰はねえ 役立たず
西洋の 技術と文化に ほだされて
チフスに罹つて 御陀仏だ
徳川の 治世の恩には 報いらず
お客様こそ 大事かな
帰りたし 京都が御所に 帰りたし
誘拐泥棒 真に朝敵
英吉利だ 仏蘭西独逸 亜米利加だ
何処に消えた 府藩県