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詩集『實踐』  作者: 高草木喬
序文
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序文

 私は国文科です。なのに。なのに!私はぜんぜんまったく以って詩や文章が不得手なのです。そして偉大なる先人の文豪に関する知識も浅薄極みない。

 これはまったくいかんでしょう、ということで、ここに詩集『実践』の創刊を致したいと思います。なんじゃそりゃ。お前さん、冗談は顔だけにしておくれとは言わないでおくんなまし。カッコつけたい年頃なんだから仕方ない。ウン。こりゃお天道様も納得だい、などとふざけていられるのも今の内………か?まあ、少々おふざけが過ぎる序文となりましたが、貫之殿のように大層な歌論を展開するのも、自分の文学論を述べるのも気恥ずかしく気が引けるわけでして。なら詩を書くな!小説を書くな!そうだ!全学共闘!などと叫ばないで頂きたいわけでして、何分小さな性分でして………と。

 私は大変に貧乏な生活をしておりまして、働きながら大学に行っております。つまりどういうことかと言えば、勉強する時間より創作をする時間より何よりも、働いている時間が多いのであります。おお、神よ。我に十億円を与え給え!などと、いったいぜんたい何を言いたいのか自分でもサッパリの支離滅裂な文章をなってしまいましたが、つまるところ、この詩集は練習詩集なのであります。初めて聞いたって?アア、時の流れは残酷だなア………と、返読して見れば、書いてないのがわかってしまうのでありますが。正直、地の文はこんな程度です。程度の低いにも程がありますし、ともすれば句読点を忘れてしまいます。なんてこったい日本の教育。未来は大丈夫か!などと唐突に得体の知れないおちゃらけが混入するのも恥ずかしさ故であります。小っ恥ずかしいのです。木端だけに。………と、このあたりで〆させて頂きます。最後に一言。

 

 神よ、我に十億円を与え給え!

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