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第一章 覚醒(ロウス) 私が勇者？！はじめての敵あらわる 1
夢にうなされて起きたレナ。
となりの部屋の弟が
「お姉ちゃん、どうしたの。朝から大声だして？」
「何でもない！」
レナは隠した。それから朝食を取り、散歩に出掛けた。
「今日は山のほうに行ってみよう。」
レナは鼻歌を歌いながら山に向かう。ちなみに今日は午後から部活だ。テニス部である。
「最近森が無くなるのが早いな。工事ばっかりだし。」
自然が大好きなレナはいたたまれなくなった。
それを昨日と同じような黒い存在が影から見ていた。
「……。」
続く
