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啼く鳥の謳う物語2  作者: フタトキ
惨殺掲示 【R15】
55/400

惨殺掲示(2.5)

「撃退人数、10」

10人。

「潜伏場所、20」

20階。

「目標時間、2」

2時間。

「注意事項、OK」

さぁ、

「現在、午後6時58分」

開始だ。




バンッ…―


「銃声か!!?司野(しの)!」

瑞牧(みずまき)はかなり上で聞こえた発砲音に眉を曲げて由宇麻の消えていった方向に向かった。



崇弥(たかや)!崇弥、どこや!!」

足を縺れさせながらも必死に走る。一つのフロアを走り見て次の階へ。

「どこにいるんや!」

嫌な予感がする。

ずぶ濡れで出血させながらも俺を見付けてくれた。ならば、次は俺が崇弥を見付ける番。

由宇麻(ゆうま)は全器官を集中させる。

少しの変化も崇弥を見付ける手掛かりだ。

しかし、

それは突然だった。

「うっ」

トイレから誰かが現れ由宇麻の口に布を当てた。

一瞬で意識が遠くなる。由宇麻の暴れる四肢は直ぐに力をなくして垂れ下がる。

「囮にさせてもらう」

そう聞こえた気がした。




「7。あと3。18。あと2。1。あと1」

上は殺せ。

下は動けなくした。


洸祈(こうき)は感情をシャットアウトして前に進む。

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