夜勤初体験でドタバタ!!?
午後6時、結衣は茶髪を揺らしながら夜勤の準備を整えていた。病院の昼の喧騒はなく、廊下は静まり返っている。夜勤は初めてだ。
「うわ〜、めっちゃ静か…でもテンションあげるぞ!あげ〜⤴︎︎⤴︎︎!」
結衣は自分に言い聞かせ、ナースステーションでカルテを確認し始めた。
「結衣さん、初夜勤ですね」
佐藤が横から声をかける。
「はーい♡よろしくお願いしまーす!」
結衣の明るすぎる声に、佐藤は少し眉をひそめる。夜の静けさにこのテンションは大丈夫か…と心配になった。
最初の1時間は比較的穏やかだった。患者の巡回、バイタルチェック、点滴管理…昼間より少し落ち着いた流れ。しかし、静かな病棟での夜勤は予想外のハプニングが待ち構えていた。
午後8時、急にナースコールが鳴る。高齢患者がベッドから転落しかけていたのだ。結衣は瞬時に駆け寄り、患者の腕を支えながら落ち着かせる。
「大丈夫ですよ♡すぐ助けますから!」
普段の明るい声が、夜の病棟に響いた。
「結衣さん、危なかったですね!」
高木先輩が駆けつける。結衣は慌てることなく、落ち着いた手つきで患者をベッドに戻した。
「ふぅ〜、あげ〜⤴︎︎⤴︎︎、セーフ♡」
結衣は無事を確認すると、少し笑みをこぼした。
しかし、その直後、子供病棟で夜間嘔吐の緊急対応。結衣は慌てる後輩ナース・杏奈をサポートしながら、速やかに処理と消毒を行う。
「杏奈ちゃん、大丈夫?落ち着いて、一緒にやろう♡」
「あ、はい…結衣先輩!」
結衣の的確で明るいサポートに、杏奈も少しずつ落ち着きを取り戻した。
夜10時、病棟の巡回中、結衣は突然心臓の不整脈を訴える患者に遭遇する。橘医師に連絡を取りつつ、結衣は冷静にバイタルチェックと酸素投与を行い、患者を落ち着かせる。
「結衣さん、すごい判断力ですね…!」
橘医師も思わず声を上げる。派手ギャルの見た目とノリからは想像できないプロの対応だ。
夜勤も終盤、結衣は少し疲れが見えつつも、笑顔を絶やさない。
「今日もあげ〜⤴︎︎⤴︎︎!めっちゃ学んだし、患者さんも無事で良かった〜♡」
佐藤は少し呆れつつも、感心したように頷く。
「…お前、やっぱり只者じゃないな」
深夜0時、病棟は静けさを取り戻す。結衣は窓の外を眺めながら、自分のテンションと責任感のバランスに満足感を覚えた。派手ギャルのままでも、ナースとしてやれることはたくさんある。
「夜勤、なかなかあげ〜だったな♡」
そう呟き、結衣は次の夜勤も楽しみだと心の中で誓った。
こうして、結衣の夜勤初体験はハプニングと緊張の連続だったが、彼女の行動力と判断力で無事に乗り切った。ギャルナースとしての本領が、夜の病棟で少しずつ開花し始めるのだった。




