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ギャルナースで、あげ〜⤴︎︎⤴︎︎  作者: 櫻木サヱ
派手ギャル、病棟デビュー

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4/5

同期や先輩との小さな衝突と和解

翌朝、結衣はいつも通り元気いっぱいに病棟へ向かった。茶髪にハイライトの髪を揺らし、ネイルも光る。昨日の患者対応で少しだけ認められたとはいえ、病棟の空気は相変わらず緊張感が漂っている。


「おはよーございまーす♡」

結衣の明るい声に、先輩ナースの高木は軽くため息をついた。

「…今日も元気ね」


佐藤は軽く目を細めながら、結衣に話しかけた。

「結衣、ちょっといいか。朝の申し送りはちゃんと確認してほしい」

「えー、でも昨日は大丈夫だったじゃん!」

結衣はいつものノリで答えるが、佐藤の真剣な顔を見て、少し反省する。


その直後、病棟に呼ばれた急患対応で小さな衝突が起きた。

高木先輩は指示を出すが、結衣は少し独断で動いてしまったのだ。

「ちょっと!勝手に動かないで!」

高木の声に、結衣はびくっとした。

「でも、あのままだと患者さんが危なかったんです!私、対応します!」

派手な言い方に、病棟の空気が一瞬ピリッとした。


同期の佐藤も冷静に声をかける。

「結衣、落ち着け。先輩の指示を無視するのはダメだ。けど…判断自体は悪くなかった」

結衣は少し胸の中で葛藤した。派手な見た目で軽く見られたくない、でもナースとして患者は守りたい…その間で揺れる。


結衣は深呼吸して、冷静に状況を整理した。

「わかりました、高木先輩。次はちゃんと報告します。でも、患者さんの安全は守ります」

高木は一瞬固まった後、少し笑みを浮かべた。

「…そう。判断力は認めるわ。次からは手順を守ること」


昼休み、結衣は後輩の森下杏奈と話していた。

「結衣先輩、すごかったです!怒られたけど、ちゃんと患者さん守ってて…かっこいいです♡」

結衣は少し照れながらも、笑顔で答えた。

「ありがと〜♡でもね、やっぱ仕事はチームプレイが大事だよ。私も先輩にちゃんと報告しながら動かないと」


午後、再び患者対応。昨日よりも落ち着いて行動する結衣の姿に、高木先輩も佐藤も少し感心する。結衣は派手な見た目と元気なノリを維持しつつ、チームとしての動きも意識するようになっていた。


その日の終わり、病棟の休憩室で結衣は小さな達成感に浸る。

「ふふ〜♡初日よりはマシにできたかな?あげ〜⤴︎︎⤴︎︎」

佐藤が軽く笑う。

「まあ、あんたらしい初章って感じだな」

高木先輩も微笑む。

「結衣さん…やっぱりただの派手ギャルじゃなかったわね」


こうして、結衣は同期や先輩との小さな衝突を経て、少しずつ信頼を積み重ねていく。ギャルのノリと有能さ、その両方を持つ新人ナースとして、病棟での存在感を確立し始めたのだった。

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