表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ギャルナースで、あげ〜⤴︎︎⤴︎︎  作者: 櫻木サヱ
派手ギャル、病棟デビュー

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/5

結衣、病院初日で派手デビュー☆

「うわ〜、やっぱマジでデカい病院じゃん!」

結衣は茶髪にハイライトを入れたロングヘアを揺らしながら、ガラス張りの入り口をくぐった。制服のナース服はジャストサイズ、だが足元は白いスニーカーにピンクのソックスを合わせ、ネイルはビビッドなピンク。マツエクもバッチリで、まるで病棟にパーティー会場を持ち込んだかのような華やかさだ。


「新人ナース・結衣さんですね?こちらへ」と、控えめに先輩ナースの高木明日香が案内する。

「はーい♡よろしくお願いしまーす!」

結衣の元気すぎる挨拶に、高木は少し眉をひそめた。


「…本当に大丈夫か、この子」

同期の佐藤颯太は小声でつぶやく。

結衣の派手さに圧倒されつつ、どこか面白そうな予感も漂った。


初日はまず病棟見学から。


結衣は患者のベッドに近づくたびに「おはよーございます♡」と明るく声をかける。

年配の患者さんは少し驚いた顔をするが、結衣の笑顔はすぐに和ませた。


しかし、ここでさっそくハプニング。



ベッドの脇に置かれた点滴の管をうっかり踏みそうになり、思わず「わっ!」と声を上げた瞬間、看護用トレーをひっくり返してしまう。

トレーの上の小物がカタカタと床に落ち、病室内は一瞬騒然。


「結衣さん!大丈夫ですか!」

高木の厳しい声が飛ぶ。


「え、はいっ…でもすぐ片付けます!」

結衣は慌てつつも手際よく器具を拾い、トレーを元通りに並べた。手際の良さに高木の眉がわずかに緩む。


「…やるじゃん」

佐藤も思わずつぶやいた。派手な見た目からは想像できない機転と素早さに、彼も少し驚いていた。


昼休み、病棟の休憩室。結衣はお弁当を広げながら、同期や先輩に自己紹介を始める。


「私ね、結衣!趣味はカフェ巡りとネイル、あと患者さんとおしゃべりするの大好き〜♡」

「…趣味の話はいいから、まず仕事だろ」


佐藤のクールなツッコミに、結衣はにっこり笑ってウィンクした。

「うふふ♡仕事も全力で頑張るけど、楽しむのも全力ってことで♡」


午後、早速患者対応のチャンス到来。高齢の患者さんが呼吸困難で苦しんでいる。

結衣は瞬時に判断し、酸素マスクを取り出して装着。


医師に症状を報告し、応急処置を手早く行った。


「結衣さん、すごい判断力ですね…!」



橘医師も驚きの表情。派手な見た目のギャルが、ここまで冷静で有能とは誰も思わなかった。


日が暮れるころ、初日は終了。結衣は疲れた顔も見せず、ニコニコしながら振り返った。


「はー、今日もあげ〜⤴︎︎⤴︎︎!いっぱい学べたし、楽しかった〜♡」


周囲の先輩や同期は、思わず笑ってしまった。


結衣の派手さだけじゃなく、その明るさと行動力が病棟に少しずつ浸透し始めた瞬間だった。


こうして、派手ギャル・結衣の病棟デビューは、ハプニングあり、笑いあり、少し感動もありのスタートを切ったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ