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月曜日の朝、俺はいつものように奈々ちゃんの家の玄関のドアを開けて挨拶をした。


「おはようございます」


すると今日は、おばさんがニコニコして玄関に出てきた。


「おはよう。

央ちゃん、奈々のことお願いね!

私、昔から奈々は央ちゃんのお嫁さんになると思ってたのよ~」


「え……………?」


いきなりな話についていけない。


えっと…たぶん、奈々ちゃんが俺たちのことを話したんだよね?

これは…歓迎されてるってことみたいだけど…。


お嫁さん……?


それはまた…えらく先な……

でも、奈々ちゃんと結婚…………

できたらいいなぁ……。


「……俺、頑張りますので、よろしくお願いします!」


俺は、おばさんに深々と頭を下げた。

ここはきちんと挨拶しといた方がいいよね。


「こちらこそ。

なんにもできない子だけど、よろしくね~」


おばさんは、にこやかに笑ってリビングに戻っていった。


よしっ!


これで、親公認の仲になれたってことだよね。


俺は心の中でガッツポーズをした。


大丈夫だろうとは思ってたけど、やっぱり少しは心配だったから、悩みが一つ消えて、とても晴れやかな気分だ。


今日はいい日になりそうだなぁ。


俺は足取りも軽く、二階へと上がっていった。

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