前へ目次 PR 16/16 新しい仲間 放課後……、 からり、とドアがあいて、ふたりの男女が、教室にはいってくる。 小柄な少年と、背の高い、眼鏡をかけた少女。 上履きの色からすると、ふたりとも1年生のようだ。 「あの、……部員に、空きができたって、聞いたんですけど」 少年が、おずおずとそう尋ねる。 航が口をひらく前に、さつきは、さっと笑顔をつくって立った。 唇をかみしめて、ひと呼吸。それから、ことさらに口角をあげて、大きな高い声で、 「ようこそ! よろしくね」 と、言った。