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新しい仲間
放課後……、
からり、とドアがあいて、ふたりの男女が、教室にはいってくる。
小柄な少年と、背の高い、眼鏡をかけた少女。
上履きの色からすると、ふたりとも1年生のようだ。
「あの、……部員に、空きができたって、聞いたんですけど」
少年が、おずおずとそう尋ねる。
航が口をひらく前に、さつきは、さっと笑顔をつくって立った。
唇をかみしめて、ひと呼吸。それから、ことさらに口角をあげて、大きな高い声で、
「ようこそ! よろしくね」
と、言った。
放課後……、
からり、とドアがあいて、ふたりの男女が、教室にはいってくる。
小柄な少年と、背の高い、眼鏡をかけた少女。
上履きの色からすると、ふたりとも1年生のようだ。
「あの、……部員に、空きができたって、聞いたんですけど」
少年が、おずおずとそう尋ねる。
航が口をひらく前に、さつきは、さっと笑顔をつくって立った。
唇をかみしめて、ひと呼吸。それから、ことさらに口角をあげて、大きな高い声で、
「ようこそ! よろしくね」
と、言った。
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